桐1銭青銅貨 昭和12年銘

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大正5(1916)年より、それまでの稲1銭青銅貨を小型化する形で発行されました。量目にして実に47.5%もの材料節減を実現しています。デザインは同時期に発行開始された5厘青銅貨と共通で、明治初期の貨幣から採用されていた竜図も日章もついに採用されなくなりました。

戦前の貨幣にしては珍しく、菊花紋章が採用されていない点も特筆されます(もっとも、菊花紋章ではない菊の図柄が採り入れられている)。

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