Glenn Gould Plays Bach / The Well-Tempered Clavier Books I & II

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バッハを聴くように(正確には聴けるように、ですが)なったのは40歳くらいからです。若い頃は(笑)どうしてもチャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ラフマニノフといったダイナミックかつロマンティックな作品を好んで聴いていましたので。(なんと、ロシアに偏ってますね)

おそらく最初にグールドで聴かなければこの長大な作品は好きにならなかったんじゃないかと思います。もしかしたらバッハと思って聴いていないのかも(笑)それくらい美しくエキサイティングな曲と演奏です。レオンハルトのチェンバロ演奏も聴きますが全く別の曲に聴こえますよね。

このアルバムは国際線の長距離フライトのお供によく聴くのですが、中盤あたりからのノンレガートでバリバリ弾くパートを聴き入っていると、宇宙に放り出されて夢なのか現実なのかわからなくなる感覚に襲われます。

音楽家でも何でもない人(自分)にもこれだけ訴えてくる、恐るべし作品。

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    Mineosaurus

    2023/06/19 - 編集済み

    デビュー盤がゴールドベルクで最後も同じ曲でした。ボクのバッハは今もグールドです。ケルンかどこかの音楽祭のライブがありますよね。デビュー盤とよく似た演奏ですが、いまだに車でよく聞いています。彼のバッハは両手が詠っているようです。

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      Furuetti

      2023/06/20

      僕のBachもグールドです。Goldbergも55年のモノラルも81年の最後の録音もどちらも素晴らしいですね。シフも素晴らしいのですがグールドは唯一無二の存在です。

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      Mineosaurus

      2023/06/20

      アリアが終曲に締めくくる前の最後の変奏では、音が踊っていてなんかゴシックロックを聴いているような体の動きが出てしまいます。娘が呆れます。

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