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Graceland / Paul Simon
2012年リマスター盤を購入しました。会社の同僚に借りたものがiPhoneに入っていてCDは買っていなかったのですが、この再発盤を買って大正解! 元々Paul Simonのポップセンスにアフリカンリズムが融合した傑作アルバムなのですが、当時アパルトヘイト下にあった南アフリカのミュージシャンを使ったことによる批判の方で有名になってしまいましたが作品の出来は素晴らしいです。 しかしこれ、作品で意図されたサウンドの再現がとても重要だなと認識、、、 まずパーカッションの力強くてキレの良い低音がビシビシと聴こえてきます。通常のドラムセットではなく民族楽器の低音で乾いた音から下の方まで伸びた低音まで様々でオーディオ的に相当厳しそうです。ウチの小型ブックシェルフでは少し役不足です💦 また、4曲目のGumbootsのSAXソロはキレが凄くてリスナーに向かって高音の刃が飛んできます。これもキンキンし過ぎないように鳴らしてあげたいです。 それと至る所で南アフリカのミュージシャンのコーラスが美しくて、リアリティがあります。これも上手く再生してあげないと単にゴチャゴチャとうるさいだけになりそうで難しいです。 いやまて、そういう小難しいことは置いておいて、まずは歌詞カードと向き合おう(笑)
Rock Sony Music 1986年Furuetti
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Glenn Gould Plays Bach / The Well-Tempered Clavier Books I & II
バッハを聴くように(正確には聴けるように、ですが)なったのは40歳くらいからです。若い頃は(笑)どうしてもチャイコフスキー、ストラヴィンスキー、ラフマニノフといったダイナミックかつロマンティックな作品を好んで聴いていましたので。(なんと、ロシアに偏ってますね) おそらく最初にグールドで聴かなければこの長大な作品は好きにならなかったんじゃないかと思います。もしかしたらバッハと思って聴いていないのかも(笑)それくらい美しくエキサイティングな曲と演奏です。レオンハルトのチェンバロ演奏も聴きますが全く別の曲に聴こえますよね。 このアルバムは国際線の長距離フライトのお供によく聴くのですが、中盤あたりからのノンレガートでバリバリ弾くパートを聴き入っていると、宇宙に放り出されて夢なのか現実なのかわからなくなる感覚に襲われます。 音楽家でも何でもない人(自分)にもこれだけ訴えてくる、恐るべし作品。
classical music Sony Music 2012Furuetti
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A Concert at The White House / Pablo Casals, Mieczyslaw Horszowski, Alexander Schneider
藤谷治さんの小説「船に乗れ!」を読んで感動し、居ても立ってもいられずこのアルバムを買い求めました。 モノラル録音、写真からもわかるように音響的には不利なホール、そんなことを全て忘れさせる魂の演奏です。ええ、あえて陳腐な表現ですが本当にそうなのです。僕はこれで初めてメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第一番を聴きました。そしてこの演奏がこの曲のリファレンスになってしまいました、他の演奏では物足りません。よくある事ですが(笑) JFKに招かれて演奏したこのLIVE録音、ジャケット写真に写る果たしてどれだけの聴衆がカザルスを知っていたかは知りませんが、こんな国宝級のチャンスに同席できた人々が羨ましいです。 「鳥の歌」がハイライトされますが、僕としてはメンデルスゾーンの三重奏です。ピアノ担当のホルショフスキーについては新聞のコラムの切り抜きを今だに手帳に入れています(笑)ホルショフスキーとシュナイダーの名演あってこその、この名作だと思います。第二楽章の出だしの美しさ、たまりません。
classical music Sony Music 1962Furuetti
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Future Shock / Herbie Hancock
当時は度肝を抜かれたスクラッチ音も、今となっては大人し目に聴こえますね(笑) さておき、曲は今でもカッコいいです。特に2曲目、言わずと知れたCurtis Mayfieldのカバー "Future Shock" が好きです。約10年ごとに革命を起こし続けるハービーハンコック、この次は "Dis is Da Drum" で再び皆を驚かせてくれます!
JAZZ Sony Music 1983年Furuetti
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The 20/20 Experience 2/2 / Justin Timberlake
入っている楽曲としては、パート1よりもこちらの2/2の方が好きです。
Rock Sony Music 2013年Furuetti
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The 20/20 Experience / Justin Timberlake
ヒット曲として知られているのは "Can't Stop The Feeling" ですが、それを期待してアルバムを買うと裏切られます。それで好きになるか嫌いになるか?ですが、僕の場合は好きになる方に転んだんですね。あ、ジャスティン ビーバーではないのでソコお間違えなく(笑) 20日間で20曲を作るという冗談のような企画のアルバムのようですが、内容はしっかりと真面目です。長尺の曲が多いのもポイント高し(レビューでは、長い曲が多く、歌える曲も少なく、つまらないという評価も目にしますが、そういう人は一体何を聴きたんだろう)。打ち込みか人間の演奏か?と聴かれれば、勿論、人力派ですが、そんな枠に囚われていたら過去の作品しか聴けませんよね。こういった作品を聴くと、アメリカのミュージックエンタテインメント世界の奥深さを感じます。アルバムトータルで聴いてナンボの良質なPOPULAR MUSICですね。 https://youtu.be/ru0K8uYEZWw
Rock Sony Music 2013年Furuetti