- joyheart_1961 Museum
- 46F 茨城県央海岸Bの石達551~600
- 磨いた母岩付きの黒仏頭瑪瑙No553
磨いた母岩付きの黒仏頭瑪瑙No553
石の種類 黒瑪瑙
青っぽく見える黒い仏頭瑪瑙の原石を磨いてみました。
写真6~8が磨く前です。
磨くまでは全て黒瑪瑙又は黒碧玉と思っていたのですが、実際は火砕流堆積物である流紋岩質凝灰岩と思われる岩石が多く含まれた黒瑪瑙でした。
この産地では流紋岩質凝灰岩が多くみられる地層が有るみたいで、そういった岩石の隙間に入り込んで生成された可能性があります。
何より驚いたのは研磨して最後に超音波洗浄をかけたら、仏頭部分に薄く張り付いていた薄茶色の部分が剥がれ落ち黒仏頭が青っぽく見えた事です。
正直の所、流紋岩質凝灰岩と思えるダークグレーのエリアは石目も多くまたいくら磨いても透明感のある艶にはなりませんでした。
まだ少し傷も残っているのでその様に見えるのでしょうが、やはり柔らかい石は艶が出にくいです。
この石の見どころは青味のある仏頭部分だけのように思いますが、この石の正体が見れたので磨くのはここまでにしました。