MONTBLANC No .32

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1960年〜69年で発売されたモデル。
60年代で〇〇番代モデルの中では、30番台は廉価版となります。
 同時代の10番台、20番台が勘合式のキャップを採用したのに対して、No.3〇モデルは、螺子式のキャップが採用されています。現代のモデル形成とは違いますね。

此方32は吸入式でネジ溝が切られた部分がインクビューになっておりキャップリングの刻印にNo の文字が無く32のみは前期型の特徴です。
 10番台、20番台のクリップやキャップリングが金張りであるのに対して、30番台はメッキなので剥がれや掠れている物が多く、いかにも実用品で好ましい。  
3〇番代の最大の特徴とは、小さく細いペン先。
10番台、20番台が、平面的なウイングニブを採用したのに対して、複雑な造形のインタルシアニブが採用されています。
 此のペン先は太字で留め跳ねが綺麗に書け、程良い硬さと相まってお気に入りの一本。

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