ステッドラーstaedtlerマルス ルモグラフmars lumograph

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ステッドラーの最高級鉛筆 マルス ルモグラフ
ステッドラーと言えば、思い浮かべるのが、鎧をかぶったマークだろう。これは、ローマ神話の農耕の神マルスがモチーフになっている。このマルスがステッドラーのマークとして使われるようなったのが、1900年。ちなみに、それ以前までは、三日月の中に顔があるムーンマークでした。(ステッドラー、HPよりhttps://www.staedtler.jp/triplus/

 100年以上も愛され続けているのには、やはりそれなりの理由がある、デザイナーや設計家などプロの人たちに厚い信頼をおかれているとあちこち書かれているし、塚原ユズルさんも美術系で使っていたとおっしゃってましたね。
 ルモグラフはなんと言っても芯の紙への定着性が抜群にいいらしい。そもそも鉛筆がどうして紙に書けるかというと、芯を構成している1つである黒鉛の粒子が紙の繊維にくっつくためである。だから、ザラザラとした紙にはよく書けて、パチンコ広告のツルツルとした紙には書けないのはその為。
ルモグラフは特にこの芯の粒子の均一性に優れている(mono100も超微粒子が凝縮した高密度構造とうたっています)ので、紙の上でしっかりと定着する。万年筆のインクには、ノリがいいという表現をすることがあるが、ルモグラフはさしずめ芯のノリがいいということになるだろう。
 製造方法においても鉛筆の芯の大敵である湿気を防ぐ為。鉛筆の表面に6回もの塗装をしているということだ。鉛筆の内部に湿気が入り込むと、木軸にも悪い(昔安い鉛筆は簡単に半割出来ました、なぜ半割?色々用途はありますって)のはもちろんこと、中の芯の劣化にもつながってしまう。そのため、6層もの塗装のコーティングをして、湿気から身を守っているという訳なのだ。また、後端部には「クラウン」と呼ばれるカバーがされていて、芯を保護している。芯は筆圧に対しての折れ強度が高く、芯粉も少なく、硬度の違いにも拘らず書き味の変化が少ないとのこと。私が購入したのはB 最後の写真は初めて削った削りカス、久しぶりに鉛筆で書いてみたので万年筆で喩えるとラミーサファリの書き味に近い、滑らかでいて思った方向に芯先を持って行き易いので使い勝手が良い!それと書いた字を擦ってもかすれない?!これが芯粉が少ないって事か!

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    塚原ユズル

    2019/09/29

    使ってはいましたが、知らない事ばかりでした。ありがとうがいました。

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