アボラスVSバニラ

0

ウルトラマンではしばしば怪獣同士のバトルが繰り広げられ、この2匹もオリンピック競技場で死闘を繰り広げました。ガシャポンではこの2匹を組み合わせてバトルシーンをリアルに再現する事ができます。最後はアボラスの吐いた溶解泡でバニラが溶かされて、アボラスが勝利しましたが、2匹が手を組めばウルトラマンにも勝てたかもしれませんのに、そこはしょせん怪獣、宇宙人みたいに知恵がまわりませんでしたね。

Default
  • File

    A-chan

    2021/01/17

    こんばんは。
    ガシャポンになっても本編に忠実なアボラスとバニラですね。
    アボラスとバニラ。2頭の出生は古代人の2つの国家の争いが関係していると思われます。敵国を破壊する為に敵対するものを破壊する命令を植え込んで作り出した生物兵器。その過剰なまでの両者の破壊力に、自分達の国家は勿論、他の国家まで破滅に導きそうになったので、2怪獣は液化され封じ込められた・・・・・・。
    2頭を殺さなかったのは、当時の科学者陣が自分達の最高傑作を後の人類に知らしめたかったのかもしれません。ルーツは違えど「人類」の身勝手とエゴはいつの時代も同じなのだと思います(古代人達は「負の遺産」だけ残して、気候の変動とかで他所の星へ移住してしまったのでしょう)。

    思えば、アボラスとバニラは可哀そうな存在かもしれません。彼らはお互いが「お前に恨みは無いが、ご主人の命令だからな」という感じで戦っていたのでしょう。見知らぬ時代に目を覚まして「オレの住んでいた世界はどうなったんだ!?ご主人達はどこだ!?」と、2頭とも戸惑った事でしょう。
    科特隊は2頭が引かれ合うのを「野獣の闘争心」と称していましたが、彼らとしては主人無き今、生きる意味の無いお互いの存在を終わらせる為に互いを求めていたのでしょう。
    「また会ったな。これで終わりにしようぜ」
    「どっちが殺られても恨みっこ無しだぜ」
    そして、バニラはアボラスの泡に包まれ薄れていく意識の中で「ありがとう・・・・・・」。
    残ったアボラスは後に現れたウルトラマンを自分やバニラと同じ出生の者と思い、終わりにしてやる為に戦いを挑み、自分が終わらされ「ありがとう・・・・・・」。

    古代人の命令から解放されて怪獣墓場で眠っていた2頭の魂は、後に悪のウルトラマンに利用される事になりますが、その後は静かに眠りにつかせてあげたいです。

    返信する
  • File

    freedom

    2021/01/17

    コメント有難うございました。
    非常に深い解説ですね。確かにウルトラマンシリーズでは人間のエゴに
    よる悲劇が多数描かれていました。後に悪のウルトラマンに利用されるお話ですが、未見のため機会があれば見てみたいと思います。

    返信する