200系K編成7号車ミュージアム
初版 2024/06/27 02:42
改訂 2024/07/20 10:35
200系K編成の7号車には、車販準備室に電話室、身障者対応設備を備えた普通車225-460・480・490が連結されています。
その全てが改造車であり、種車に使用された車両の違いや改造内容の違いにより多様な形態差が存在します。
この内、模型化されたのは490番台の原色とリニューアル車の2種類のみで、その他の形態は模型化されておりません。
筆者は改造によりある程度の形態を網羅しており、この度原色K編成が発売されたことを記念して、今回はこの所有しているK編成7号車コレクションについて紹介したいと思います。
- 460番台
・225-462(K31:原色)
↑車販準備室に窓がある
また、厨房用大型空調機は備えない
↑身障者対応用の幅広扉は車端側に開く
K22,K23,K31編成の7号車。
種車は225-400・1400で、下り側に電話室と身障者対応設備が追加された。
窓付きの車販準備室や、車側灯・雪切り室の位置などは種車の225-400・1400由来である。
237形ベースではない為、他の7号車車両とは異なり厨房用大型空調機は備えず通常サイズのものとなっている。
また、身障者対応用に設置された幅広の客用扉は、開扉方向が車端側となっているのが特徴。
3編成とも原色のまま廃車となった為、リニューアル車は存在しない。
画像の225-462とK23編成の225-463は、225-1400が種車なので屋根上は1000番台の形態である。
- 480番台
・225-481(K27:原色)
↑車販準備室に窓がない
また、客用扉が車体中央側に開く
↑電話室に小窓がある
・225-482(K25:リニューアル車)
↑K25編成以降のリニューアル車は雪切り室が削減されている
K25,K27編成の7号車。
こちらは237-0を種車に、460番台と設備構成が揃うよう車販準備室の設置が行われた。
ただし、車販準備室に窓の追加はされず、客用扉の開扉方向が460番台とは逆向きとなっている。
身障者対応設備と幅広の客用扉、車側灯・雪切り室の位置、厨房用大型空調機は237形由来のものである。
また、237-0ベース故に電話室の小窓が存置されているのも特徴。
リニューアル車が存在し、K25編成に組み込まれた225-482は、490番台以外で唯一リニューアルされた7号車車両となる。
- 490番台
・225-493(K24:原色)
↑237形由来の幅広扉が存置されている
車販準備室はこの幅広扉と客室の間に設置された
↑1000番台後期車ベースは電話室に小窓がない
・225-499(K41:リニューアル車)
↑K47編成以外のリニューアル車は雪切り室が削減されている
↑1000番台初期車ベースは屋根上が1000番台の形態且つ電話室に小窓がある
・225-505(K47:リニューアル車)
↑K47編成はリニューアル車で唯一雪切り室が削減されていない
前述の5編成を除いた17編成全てに組み込まれた、7号車車両の最大勢力。
480番台と同じく237形を種車に車販準備室の設置が行われているが、工事簡略化の為に上り側の幅広の客用扉が存置された影響で、車販準備室が客用扉と客室の間に位置する点が異なる。
種車の237形には0番台、1000番台初期車、1000番台後期車と、それぞれ軽微な差異のある3形態が使用されている。
その為、0番台ベースは屋根上が0番台で電話室の小窓付き、1000番台初期車ベースは屋根上が1000番台で小窓付き、後期車ベースは屋根上が1000番台で小窓なしという形態差が生じた。
また、この3形態それぞれにリニューアル車が存在し、中でもK47編成の225-505(1000番台後期車ベース)に関しては、唯一雪切り室の削減が行われずにリニューアルされた為、同じ後期車ベースのリニューアル車の中でも更に形態が異なっていた。
以上の6両が筆者の現在のコレクションです。
暫くはK編成の増備計画はないのでコレクションが増えることもないと思いますが、もし今後増えるとしたら"490番台の0番台ベースリニューアル車"となるかもしれません(さて何編成でしょう???)。
当分こんなマニアックなコレクション紹介はしないと思いますが、今後は東北新幹線の併結コレクションとかを紹介していけたらなと思います。