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冬樹社 叢書メディア・ボックス 四角いジャングル・ブック
一九八二年十月十日
発行所―株式会社冬樹社
昭和57年（1982年）に冬樹社より刊行された「叢書メディア・ボックス 四角いジャングル・ブック」です。
'80年代初頭のプロレスブームの最中に「私、プロレスの味方です」を始めとする“プロレス3部作”である意味、アントニオ猪木や初代タイガーマスクと並ぶブームの顔となっていた村松友視氏と、文芸雑誌「ユリイカ」や「カイエ」の編集長を歴任し、ジャズ評論家としても活躍した小野好恵氏による、プロレスをテーマにした対談集です。力道山時代からプロレスを観戦している筋金入りの“プロレス者”である両氏が、時折ジャズや演劇などの話題をアドリブ的に絡めつつ、プロレスを語り尽くしています。
余談ですが、観客を熱狂させる、手が合った者同士の試合のことを「スイングしている」などと表現したりしますが、あれは元々ジャズの世界で使われていた言葉であり、プロレス用語として使われるようになったのはこの対談の中で両氏が使ったことによる影響が大きいのではないか、と思います。
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