情報センター出版局 私、プロレスの味方です 金曜午後八時の論理

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昭和55年6月4日 第1版第1刷
昭和57年1月29日 第2版第1刷
昭和57年9月20日 第2版第8刷
発行所 株式会社 情報センター出版局

昭和55年(1980年)に情報センター出版局より刊行された「私、プロレスの味方です 金曜午後八時の論理」です。
直木賞を受賞した「時代屋の女房」を始め、数々の小説やエッセイで知られる村松友視氏のデビュー作となったこの本は、世間のプロレスに対する見方を一変させるほどの影響を与えた、“元祖”プロレス本ともいうべき一冊です。この本の発売をきっかけにプロレスは単に“見る”モノから“語る”モノへと変わり、スポーツとエンターテインメントの境界線上にいたプロレスという胡散臭いジャンルを、一種サブカル的な位置付けへと押し上げました。
この本の功績はプロレスを「真剣勝負かショーか」という二元論の呪縛から解放し、プロレスラーという“凄玉”が織り成す人間ドラマとして再構築したことにあります。そして、改めてプロレスの凄さ、面白さ、奥深さを教えてくれ、日陰者だったプロレスファン積年の鬱屈した思いを晴らしてくれました。
昭和55年に発表された本ということもあり、当時のプロレス事情に通じていないとなかなか理解できない部分もありますが、プロレスのみならず、いろんな「モノの見方」に通じる本だと思います。

#プロレス #プロレス本 #村松友視 #情報センター出版局

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    sat-2019

    2022/03/13 - 編集済み

    ネガティブなイメージもあるプロレスですが、この世界を理解した者でしか解らない、心を揺さぶられるものがあるんですよね〜
    とても興味深い本です❗️

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    • B6cf967ebcafa336fe0b5e970ad6d9c2

      dape_man

      2022/03/14

      この本にはプロレスの見方、モノの見方を教えてもらいました。オススメです!

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