東映宣伝部 東映まんがまつり(昭和51年夏) パンフレット 当時物

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東映宣伝部発行

昭和51年(1976年)7月22日に公開された「東映まんがまつり」のパンフレットです。
ラインナップは、『アリババと40匹の盗賊』『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣』『秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン』『ザ・カゲスター』『宇宙鉄人キョーダイン』『一休さん虎たいじ』『母をたずねて三千里(日本アニメーション制作)』『山口さんちのツトム君(パンフレット未掲載)』の8本立て。
『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣』はタイトルにもあるように、グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガーといった、永井豪&ダイナミックプロ・東映動画が生み出したスーパーロボットたちが一堂に会し、とてつもなく巨大な古代海獣、ドラゴノザウルスを倒すべく、一致団結して戦う、というストーリーの作品です。その3体以外にも、ダイアナンAやビューナスAといった歴代女性型サポートロボット、そして、コメディリリーフとしてマジンガーシリーズには欠かせない存在のボスボロットまでが登場する、まさに“お祭り”映画で、劇場版マジンガーシリーズとしては“スペシャル感”に欠けた、春の『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』にちょっとがっかりさせられた子供時分の私もこれには大興奮でした。鑑賞後しばらくの間、このパンフレットや、テレビマガジン増刊号に掲載された桜多吾作氏の『決戦!大海獣』のコミカライズを何度も何度も読み返しては余韻に浸っていたものです。ただ、惜しむらくは兜甲児がマジンガーZではなく、ダブルスペイザーでの参戦だったこと。劇場版マジンガーシリーズ最後の作品だっただけにここは是非、グレンダイザー・ゲッターロボG・グレートマジンガーらと並び立つマジンガーZの勇姿を見せて欲しかったと今でも思います。
『秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン』は『秘密戦隊ゴレンジャー』初の劇場版。3年前の『仮面ライダーV3対デストロン怪人』を彷彿させる「さんふらわあ」~四国ロケや、名前に「〇〇仮面」と付かない劇場版オリジナルの黒十字軍の怪人、鋼鉄剣竜の登場などが見どころでした。
『ザ・カゲスター』も劇場版で、劇場版オリジナルのサタン帝国怪人、カブトギラーが登場、テレビ版に登場したクモ怪人(クモ男)、コウモリ怪人(コウモリ男)、豹女、イノシシ怪人(キバイノシシ)らと共闘して、カゲスター&ベルスターと戦います。考えてみたらこの夏の「東映まんがまつり」は、特撮ヒーローものの劇場版新作が2本も観られるという、3~4年前の変身ヒーローブーム期でも無かった快挙(?)を成し遂げていますね。
『アリババと40匹の盗賊』は昭和46年(1971年)夏の「東映まんがまつり」で公開されたものの短縮リバイバル版で、『宇宙鉄人キョーダイン』はテレビシリーズ第3話、『一休さん虎たいじ』はテレビシリーズ第5話、『母をたずねて三千里』(テレビシリーズ何話かは不明)の、それぞれブローアップ版の上映でした。なお、パンフレットには未掲載の『山口さんちのツトム君』は当時、大人気の子役、斉藤こず恵が出演する短編映画でした。
画像8枚目は確か入場者プレゼントだったと思うのですが、各キャラクターたちが描かれた紙相撲です。

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