Sartoria Raffaniello
リングヂャケット、ストラスブルゴ、そしてイタリア・ナポリで著名な職人であるアントニオ・パスカリエッロ氏の元で修行をしてきた東徳行(ひがし のりゆき)さんが、2017年10月にオープンさせた、本格的なビスポークテーラー「Sartoria Raffaniello(サルトリア・ラファニエッロ)」。
大阪市中央区にある國登録有形文化財に指定されている「船場ビルディング」に店舗兼アトリエを構える。
リングヂャケット、ストラスブルゴ、そしてイタリア・ナポリで著名な職人であるアントニオ・パスカリエッロ氏の元で修行をしてきた東徳行(ひがし のりゆき)さんが、2017年10月にオープンさせた、本格的なビスポークテーラー「Sartoria Raffaniello(サルトリア・ラファニエッロ)」。
大阪市中央区にある國登録有形文化財に指定されている「船場ビルディング」に店舗兼アトリエを構える。
ビスポークテーラー「Sartoria Raffaniello」 ――不撓不屈の職人 ――
インタビュー第5弾は、Sartoria Raffaniello(サルトリア・ラファニエッロ)代表、テーラーの東徳行(ひがし のりゆき)さんを訪ねました。
ストラスブルゴの専属テーラーとして、その名を知る読者も多いと思います。是非彼に誂えてもらいたいというファンを世界中に持つ、人気の職人です。
そんな氏が遂に独立し、先月10月、大阪・北浜の船場ビルディングにビスポークテーラーをオープンされました。
今回のインタビューでは、ストラスブルゴで展開していたレーベル「Sarto Domenica(サルト・ドメニカ)」ではなく、ラファニエッロを屋号にした背景や、職人同士の横の繋がりに触れながらも、人となりを中心にお話を伺いました。
芸術大学を卒業し、リングヂャケットに7年間勤め、本場ナポリでの修行を経て、ストラスブルゴの専属テーラー、そして独立へ。いかにも順風満帆に見える、その裏側にもフォーカスし、センスの根源を探っていきたいと思います。私自身の経験や思いと重なり、話に耳を傾けながら涙腺が緩むのは、初めてのことでした。
鉄道模型図鑑 新幹線編
鉄道の花形と言っても過言ではない新幹線は、もちろん鉄道模型界でも人気の的。世代によっては懐かしく感じるだろう新幹線0系から近年登場し注目を浴びる北陸新幹線のかがやきなど、株式会社DDFが所有する車両からKATOとTOMIX製の模型をいくつかご紹介。
作り手の偏愛と熱量が溢れ出る腕時計。世にも奇妙な「GEEK WATCH」のお話
「その時はやってきた」。
これは、初代「Apple Watch」発売時のキャッチコピーだ。今や、老若男女がスマートフォンを握りしめ、何千何万の機能を持ち運ぶ時代が到来した。だが、そのはるか以前から腕に機能を集約するということは研究者たちの憧れであり夢だった。
もっとも象徴的なプロダクトは腕時計だろう。時を計るための機能に加え、どんな機能を搭載するかという競争にメーカーは技術の粋を尽くしてきた。
そんな作る側の熱量と偏愛とも呼ぶべきセンスが反映された腕時計を「ギーク・ウォッチ」と命名した男がいる。コレクターのドナルド・ムネアキ氏だ。
氏は南青山にあるワタリウム美術館の地下、「on Sundays」というミュージアムショップの一角に自作のアトリエを構え、そこにずらりと腕時計を並べて販売している。その数はなんと400本以上。
生産国やメーカーの垣根がなく、膨大な量のアーカイブ群から銘品を発掘するのは、並大抵の知識と労力ではできないはずだ。今回、「ギーク・ウォッチ」の背景や魅力について、ドナルド博士(敬意を込めて)に教鞭を振るっていただいた。