Take Ninagawa
名だたるアート・フェアで存在感を発揮する、Take Ninagawa。オーナーの蜷川敦子氏は「社会的な問題意識や時代背景を共有できる作家と、アートのフレームの中で自分にできることをしたかった」とギャラリーの開廊について語っている。同志ともいえる同世代の作家との横のラインだけでなく、歴史という「縦のライン」も意識し、ギャラリストとしての役割を模索する蜷川さんは、アートの歴史を読み解きながら、作品一つひとつの文脈をすくいとり、マーケットや社会の動きに反応しながら、作家一人ひとりのやり方に寄り添っている。