バルタン星人
『宇宙忍者 バルタン星人』
スーパーベーゴマのウルトラマンベーゴマの1種
ウルトラマン(赤)
ウルトラセブン(緑)
ウルトラマンタロウ(青)
バルタン星人(黄)
エレキング(赤)
カネゴン(黒)
がある。
ウルトラマン80はべつのセット
『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」に登場。
故郷のバルタン星を狂った科学者が行った核実験により失い、たまたま宇宙旅行中だったことから難を逃れた20億3千万人の仲間と共に、宇宙船で放浪していた異星人。「宇宙忍者」という異名どおり、多彩かつ特異な能力を持っている種族である。火星にある架空の物質「スペシウム」を弱点としている。宇宙船内部ではほとんどの乗員が地球のバクテリアサイズで眠っており、科特隊と接触することになる1名のみが、人間大のサイズで活動している。地球には宇宙船の修理と欠乏した予備パーツのダイオード[16]の調達のために偶然立ち寄っただけであるが、自分たちの居住できる環境と判明したため、移住を強行しようとする。
武器は両手のハサミから出す、赤色凍結光線[27][30][23][31][注釈 5]と白色破壊光弾[23][31][注釈 6]。足の内部には、物体を腐らせる液体が入った袋が存在する(設定のみ)。また、防御能力として数多の分身を作ることが可能。その他、地球人に乗り移り、その脳髄を借りて会話するという能力も持つ。
手始めに科学センターに侵入し、人間を硬直・仮死状態にする赤色凍結光線で職員を仮死状態にして占拠する。この時点では地球の言語を理解できなかったため、同じく仮死状態にしたアラシの体に乗り移ってイデやハヤタと会話し、自分たちの事情を説明した後に地球への移住について交渉した。前述のように最初の攻撃では人間を殺害しておらず、ハヤタから「地球の法律や文化を守るなら移住も不可能ではない」と言われた際には、即座に丁寧語で話すなど、当初は地球人を尊重し共存する姿勢も見せていたが、バルタン星人の人口の多さを聞いたイデが難色を示した上に、スペシウムが存在する火星への移住をハヤタから提案されたことで交渉を一方的に打ち切り、移住の強行を宣言。正体を現して巨大化し、侵略破壊活動に移行した。防衛軍の核ミサイル「はげたか」により倒れるも、すぐにセミが脱皮するかのように起き上がり、復活する。その後、コンビナートを破壊しながらウルトラマンと空中戦を繰り広げ、左のハサミをへし折られるながらも、右のハサミから破壊光弾を発射して反撃するが、最後はスペシウムが含まれたスペシウム光線を浴び、炎上して墜落する。
他のミクロ化したバルタン星人の乗っていた母船は、上空に潜んでいたところをウルトラマンに発見され、宇宙まで運び出された後にスペシウム光線で爆破された。これにより約20億人以上のバルタン星人が死亡するが、これで彼らが全滅したわけではなく、後述のようにわずかな生き残りが復讐と地球侵略への執念を抱き続けることとなる。