Railwayfanの全国SL保存探訪記 その① D51 592
初版 2020/10/14 01:00
改訂 2022/09/09 18:12
Railwayfan ミュージアムのオーナーわたくしRailwayfanが全国に保存されているSLの勇姿を見て巡る日記です。
第一回は山口県下松市沖の瀬戸内海に浮かぶ三日月形の陸島、笠戸島に保存されているD51です。
笠戸島。鉄道ファンなら一度は聞いたことあるのではないでしょうか。日立製作所 笠戸事業所がある場所です。笠戸事業所は島にはなく下松市の陸地側の方にあります。この笠戸事業所は国鉄時代より電車、SL、全国の新幹線車両はもちろん、私鉄車両から海外鉄道車両を製造してきました。ちなみにかつて名鉄の犬山遊園にあったモノレールもここで製造されました。
笠戸島はこの笠戸事業所の対面側にあります。
オーナーは笠戸島に来る用事があるといえば、たまーに釣りに来るくらいです。
この島に笠戸事業所で、製造されたD51が保存されてます。大城岬児童公園という公園に保存されてます。
それではさっそく、行ってみましょう。
あ、公園の写真を撮影するの忘れた!!
では、D51から。
カボチャやら飾りやらがハロウィンになってます。
ヘッドマークのデザインは近所の子供達がデザインしたそうで。
D51 592号機
車歴
日立製作所笠戸 新製 最初の配属は国鉄広島局に配置 広島区
1944-04-20 国鉄広島区 広島第一機関区(機関区分割による)
1948-07-01 国鉄広島第一機関区
1948-12-01 国鉄柳井機関区に移動
1956-11-09 国鉄柳井機関区から国鉄出水機関区に移動され出水で活躍。
1970-10-17 国鉄出水機関区から国鉄下関運転所移動 ここで入換専用機として活躍
1972-03 国鉄下関運転所から国鉄厚狭機関区へ移動。
1972-12-01 国鉄厚狭機関区で廃車廃車となる。
1973-03-12 国鉄広島鉄道管理局長と下松市長との間で無償貸与契約締結。
1973-12-01 笠戸島大城岬よいこの広場にて保存され現在に至る。
(デゴイチよく走る!!機関車データベースより引用)
(機関車データ。車歴表となります。)
(説明板の上にはナンバープレートも埋め込まれています。)
こんな説明板もありました。
おじさん?
どうやら、D51が説明板を読む人々に語りかけているようです。ここで、機関車トーマスが頭を過って行くんですが、私の脳内に停車するように彷彿させたのが、きかんしゃ やえもんでした。
ところで、やえもんの話ってアレでしたっけ。廃車を免れて博物館に保存されてハッピーエンドになる話。
デンダーに回ってみましょう。
見事に警戒色ですね。
保存車の中でも警戒色が入ったD51って珍しいのではないのでしょうか。これはおそらく下関運転所で活躍していたときに入替専用車として活躍していたからでしょうか。その時に警戒色を塗装したと思われます。
後照灯のガラスが無くなってます。
当ミュージアムに展示中の警戒色入れ替え専用蒸気機関車たち
https://muuseo.com/azuazu257/items/777
https://muuseo.com/azuazu257/items/786
デンダー部分の台車です。
このSLは運転席に入ることもできますよ。
運転席に入入りました。
さらにデンダーにも登れます。
デンダーからは下松市街が見えます。
現在、SL保存会の有志の方々により整備されています。
丘の中腹にあるので潮風のダメージはけっこう来てるとのこと。
D51を見ていると保存会の方から塗り絵とD51清掃カレンダーをいただきました。
これも、SL保存機のグッズになるわけですが、博物館以外の保存機のグッズは珍しい?
#Railwayfanの全国SL保存探訪記
#D51
#蒸気機関車
#保存機
Railwayfan
ご覧いただきありがとうございます。
ローカル地方に住む鉄道ファンです。
鉄道モノならば、部品からグッズ、鉄道模型、プラレール、鉄道チョロQ等を集めております。
また、私のミュージアムでは、かつての東京の交通博物館や大阪にあった交通科学博物館のような鉄道を主力としながらも、車や飛行機、船といった乗り物系の資料の展示公開をコンセプトとしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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T. S
2020/10/14後端の警戒色がアクセントですね。保存会の方々のおかげかきれいに保存されているようです。
ぜひ投炭口に頭を突っ込んで中を見てみたいですw
おじさんの語り口が泣けますね(笑)
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Railwayfan
2020/10/14コメントありがとうございます。
警戒色の保存機は珍しいです(^^)
撮影時、ちょうど清掃日だったようで、保存会の方々により綺麗に整備されていました。
そういえば投炭口の中って中々、覗く機会ってないですよね(笑)
このD51おじさんが"電気や石油で走る若い人たちに仕事を譲った"と語る部分が本当に泣けます。゚(゚´Д`゚)゚。
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tomica-loco
2020/10/14 - 編集済み下松に行ってみたいですね!
茨城県筑西市にもD51は展示されていますが、コチラは運転席に立ち入れないのが残念です。
14人がいいね!と言っています。
Railwayfan
2020/10/14コメントありがとうございます。
このD51 1116号機、キレイに整備されてますね。
運転席に入れない分、中の状態も良好なのではないのでしょうか。
下松に来られる機会がありましたら、下松駅にも寄ってみてください^_^
下松駅ホームには今現在も寝台特急 金星の乗車口が残ってますので。
11人がいいね!と言っています。
TWIN−MILL
2020/10/14公園に保存されてから45年以上。。。再塗装もされているかも知れませんが、しっかり手入れされた個体ですね😁👍。警戒色を残す(or再現?)されているのも好感持てます👍。
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Railwayfan
2020/10/14コメントありがとうございます。
D51が半世紀近く保存されているのは嬉しいですね^_^
保存会の方々が清掃などを整備をされているので、良い状態を保っています。
しかし、島の丘にあり、潮風で非常に傷みやすいとのことでした。
この警戒色が、またワンポイントなんですよね〜。
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T. S
2020/10/14ダイヤリーにならレギュレーションをクリアですね、保存機編レポは面白いテーマだと思います。また、次を楽しみにしてます!w
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Railwayfan
2020/10/14まだまだ、地元もSLの保存機がたくさんありますので、取材しつつ保存機レポを書いていきたいと思います!
乞うご期待くださいm(_ _)m
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だいちゃん
2020/10/14そういえばSLって各地で保存されていますが、駅前や公園、学校なんかにふとあるのを見かけたりします。きかんしゃやえもんは子供の頃、両親が買い物する間に放り込まれた映画館で、東映まんが祭りで見て泣いた記憶があります。親の買い物が終われば回収されたので全て見る事は出来ませんでしたが、当時は5本とか7本立てとかだったと思います。で、回収するのに館内に入ってきた親はたぶんお金払ってなかったと思います。いい時代でした。
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tomica-loco
2020/10/14きかんしゃやえもんとジムボタンがいつもごちゃ混ぜになってしまいます😓
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Railwayfan
2020/10/14コメントありがとうございます。
街に保存されているSLを見ると、「このSLがドラフト音を掻き立てて走ってたんだ」とロマンを感じられますね(^^)
やえもんは東映まんがまつり版では、SLブームもあってかD51に変更されてるんですよね。
やえもんはクライマックスが本当に泣けます。
最後はスクラップを免れ博物館に保存されて若い頃の話を子供達にしているシーンが印象的でした。
東映まんがまつりの7本立ては凄く豪華ですね。
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Railwayfan
2020/10/14tomica-locoさん
東映まんがまつり版のやえもんは1974年放映で、アニメ版ジムボタンが放送されたのも1974年と同じ年なんですね。やはり当時のSLブームも影響してるのでしょう。
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fanta
2020/10/14『きかんしゃやえもん』!
私にも印象深い絵本の一つです^^
小さい頃読んだのが今よみがえってきました笑
SLは特に見に行くことはないのですけど、いつだったか遠くで汽笛を鳴らして走る姿を見たときには、いい光景だなぁと感動しました~~😊
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Railwayfan
2020/10/14コメントありがとうございます。
やえもんは名作ですね!
私が初めて、やえもんを知ったのは同じく絵本からでした^ ^
今でもSLが動態保存されている路線も日本各地にありますが、どこの場所でも走っている光景は絵になりますね。
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