待ち切れなくて。

未だに納車されない1/1スケールのホンダ·モンキー。

もう今日で一週間。

いい加減待ちくたびれた(-_-;)。

待ちくたびれた私は

仕方が無いので、昨日はアオシマのモンキーのミニチュアを入手した。

これが300円ガチャとは思えぬ程の出来の良さで、唸らされる位の出来栄えだ。

そして今日も1/1スケールの方は納車の知らせが無かった。

又待ちくたびれた私は、更にこんな物まで入手してしまった。

F·toysのヴィンテージ·バイク·キットなるプラモデルのホンダ·モンキーだ。

全8種類。因みに排ガス規制対策でインジェクション機構となったモンキーFIには私は興味が無いので、狙うはキャブ車のモンキー12V仕様の方だ。

しかし、このプラモデルはアオシマのモンキーのミニチュアと同じ1/24スケールで、組み立て式キットとなっているので、かなりパーツ点数が多く、その上各パーツがめちゃくちゃ小さく細かい。

開封した所、12V仕様のCBXカラーリングのモンキーだったのは良かったのだが、このミニチュアプラモデルキットはやはり死ぬ程パーツが細かいではないか！

この所老眼まっしぐらな私としては、このミニチュアキットのシフトペダルやウインカー等は小さ過ぎてゴミにしか見えぬ程だ。(-_-;)

しかし買ってしまったからには、文句を言っても始まらぬ。

この荒行の様な細かいミニチュアキットを何としても完成させてやらなくてはならない。

そして組み立てを開始した。

案の定作業は困難を極めた。

この組み立て説明書ではそれ程難易度は高くなさそうに見えるこのキット。

しかしこれが迂闊にランナーからパーツをニッパーで切り出すにも、パーツが直ぐに折れかねない様な細さのパーツと、ノミよりも遥かに小さなパーツばかりで、老眼の進行中の私には最早嫌がらせとしか思えぬ程の苦行だった。

そして決死の本体の組み立てが完成間近の最後の作業の時に事故は起きた。

右側バックミラーのシャフトのバリを削り取ろうとカッターナイフの歯を立てた時に、ミラーのシャフトを誤って切断してしまったのだ！

(-_-;)…

こんな細さのパーツ迄プラスチックで作るなよ(^_^;)。

そうつぶやきながら恨んだ所で、折れたパーツは元には戻らぬ。

こうなっては仕方が無い。

無事な左側のバックミラーのシャフトを参考に、シャフトと同じ線系のスプリングをジャンクパーツボックスより探し出して、一端をラジオペンチでピーッと伸ばしてミラーのシャフトの長さに切断。

真っ直ぐ伸ばしてミラーのシャフトの形に根本から曲げてやり、ミラー本体にピンバイスで穴を空けて仮組みしてみた。

全く違和感無く代用が出来そうだったので、組み立ててみた。

こちらから向かって左側のミラーのシャフトが転がっているスプリングより切り出した代用のシャフト。

何とか本体は組み終えた。

後は大嫌いなデカール貼りの作業だ。

これも又死ぬ程細かいガソリンタンクに貼るホンダのウイングマークと、サイドカバーのモンキーロゴのデカールを塗料皿に浸した水に付け置きして、ある程度デカールと台紙がふやけたらピンセットで台紙より慎重にめくって本体に貼る。

本体に貼り付けて馴染ませたら、ティッシュで水気を吸い取り乾燥させる。

十分に乾いてから、デカールを保護する為にプラカラーのクリアー塗料でコーティングがてら塗る。

クリアー塗料を塗ったついでに、ランナーより切り出した部分のシルバー色の剥げ落ちた箇所の補色をしてやった。

そしてやっと完成(^_^;)。

様々な苦難を乗り越えた私の脳内では、中島みゆきの「地上の星」が流れていた（笑）。

死ぬ程細かいパーツだらけだっただけに、その出来栄えはアオシマのガチャのモンキーを凌ぐ精密さだ。

ミラーのシャフトを折ってしまったり、デカール貼り付け作業で難儀したり、全く老眼の私にとっては細かいにも程が有る作業を強いられるキットだった(^_^;)。

次同じのを作ったら憤死しそうなので、正直もう二度と作りたくない（笑）。

完成したモンキーのミニチュアと、アオシマのガチャのゴリラを並べて。

やはりこんな苦労をせずに、早く1/1スケールのモンキーで遊びたいと痛感した私でした(^_^;)。

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