F104J 第38航空隊 第207航空団 沖縄県 那覇基地 (1972〜1985)

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同封されている説明書によると、「F-104JはF-86Fの後継機で、 航空自衛隊の二代目主力 戦闘機です。 1964年から85年までの21年間に渡って使用 され、 高度15000mまで1分間で達する卓越した上昇能 力を生かして日本本土防空の任務に就きました。 自衛隊の ものは三菱重工がライセンス生産したJ型で、 これは主に ドイツなどヨーロッパ諸国向けのF-104Gを日本向けにモ デファイしたものです。 F-104には米空軍が採用したF- 104AやF-104C、 イタリア空軍のF-104Sもありました。 自衛隊は当初グラマン社のF-11F-1Fスーパータイガーを 採用する予定でしたが、 最終的に F-104Jに決定。 当時の航空幕僚 長が機種選定のために自ら米国へ乗り込んだと いう話は有名です。 最終的には単座のF-104Jが210機、 複座のF-104DJが20機生産され、 7個飛行隊に配備され ました。F104といえばピカピカのシルバーですが、 沖縄に配備されていた第207飛行隊の機体だけは対塩害塗装でエアクラフトグレー1色でした。 また、 戦技競技会 でグレー塗装の低視認性効果が認められてからというもの、競技会向けに秘策のカラーリングを施す飛行隊が多 くなり、全面黒に近いグレーや現在のロシア機のようなブルー系の迷彩も出現しました。」と記載されています。

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