カイコ繭

0

Amazonで購入。国産。
カイコが蝶になるとき、繊維状の外筒で身を覆う。これは、あたかも不織布、フエルト様であって、これを丁寧にほどいていくと絹糸となる。
カイコは昆虫綱鱗翅目の昆虫、長く人類に飼われたことで餌を取る等の野生で生きる能力が失われている。幼虫時は芋虫状だが、繭の中で蛹となる。成虫は酵素により絹糸を溶かして羽化する。全身白い毛に覆われた蝶の形をしているが、飛ぶ能力はない。
絹糸は綿に比べ細くても丈夫であり、光沢や質感に優れることからナイロンなどの化学繊維が登場するまでは広く被服材料として使われてきた。その成分はフィブロインというタンパク質で、単純なアミノ酸であるグリシン(H2N-CH2-COOH)やアラニン(H2N-CHCH3-COOH)を中心に構成される高分子。

Default