Hasegawa 1/24 プラモデル ローバーミニ クーパー スポーツパックリミテッド (カスタムカラー)

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2023年9月頃、頭に思い浮かんだミニを形にすべく、製作。

50年代後半、まだマイカーが当たり前で無かった時代、イギリスの自動車メーカーBMCは大衆が安価なバブルカー(1〜2人乗りの超小型車体にバイク用エンジンを積んだ車)の購入に走るのを憂い、これに代わるような、当時の通常の小型車より小さく、かつ4人が乗れる極めて経済的なベーシックサルーンの開発を指令。技術者アレック・イシゴニスが、開発・設計し、外装の意匠までもデザインした。こうして生み出された「ミニ」は、オースチンとモーリスのブランドで発売され、ご存知の通り大ヒットを記録。以後、イギリス以外でも生産され、製造自体は2000まで続いたのだから大したものである。

製作には、ハセガワから発売されてから間もないローバーミニのスポーツパックパッケージを使用。スポーツパックは98年に大胆なオーバーフェンダーと大径(ミニとしては)ホイールを採用したモデル。ただパワートレーン自体は当時の他のミニと同一の仕様だ。

2023年4月に幕張メッセで行われたオートモビルカウンシル2023で見かけた、黒い外装で、内装に白いレザーが張られたミニが脳裏から離れず(後々調べたら、それはラストミニのナイツブリッチというやつだった)、その「小さな高級車」な雰囲気をどうしても再現したくて、あえて実車には存在しないカラーリングで表現を試みた。だから、設定としては「自由な発想でフルレストアされたローバーミニ」ということになる。

シックかつ可愛らしい雰囲気を出すべく、外装はパールライトブルー。内装は当然ホワイトレザー。ウッドパネルもきっちり再現し質感を高めた。ステアリングはキットのものでは径が小さすぎるなと思い、他のキット(BMW2002turbo用)を流用。本来取り付けられているフロントの補助ランプはあえてオミット。スポーティさとシックをうまくブレンドできたのではないかと自負している。

※ナンバープレートはフィクションです。

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