「神龍特別攻撃隊 (潜水空母搭載「晴嵐」操縦員の手記)」(光人社NF文庫/高橋一雄著)

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日本海軍の水上機搭乗員だった高橋一雄氏の手記。
予科練から下士官搭乗員となり、熊野、利根の艦載機の操縦員として真珠湾攻撃やウェーキ島攻撃、インド洋作戦等に従軍。
その後、伊37潜水艦の搭載機の操縦員としてインド洋へ。この時の記録の中に撃沈した英船から脱出した船員を射殺するシーンが正直に書かれていて、衝撃的。。。
そして水上攻撃機「晴嵐」の搭乗員に選ばれて伊400に乗り組み、パナマ運河攻撃へ…。

この分野で手記を残している人は少なく、貴重な記録。

著者の略歴
高橋一雄(たかはし・かずお)
大正9年、東京江戸川に生まれる。
昭和10年6月、6期予科練習生として横須賀航空隊入隊。飛練(操縦専修)卒業後、館山空、軍艦「熊野」乗組をへて14年5月、軍艦「利根」乗組となり、北部仏印進駐、ハワイ攻撃、ウェーキ島、ビスマルク諸島、豪州北部、インド洋方面作戦に従事。
17年5月、鹿島空付、18年4月、霞空付(操縦教育)。
同12月、6艦隊司令部付としてマレー半島ペナン着任、伊号37潜。19年8月、横空付、同12月、631空付。20年6月、伊号400潜乗組。
終戦にともない同9
月復員、任海軍中尉。

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