スタジオイメージ One : Studio Image One

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プレセールが始まりました。
1冊目の”ONE”(Red)は35年ぶりの復刻で、
今回はRGBシリーズの3冊全てががリリースされます。
ページごとの紙のセレクションや解像度が気になるところですがプリントクオリティは未確認。
他の画集には掲載されていないレアな画稿が多く、当時は未だ公式サイトどころか
メールも普及しておらず、ひたすら通販か、西山洋書くらいしか取り扱いもなく
数千部しか発行されなかった筈です。
オリジナル版の紙は93年に少ロットでリリースされた紙と同じことから
マーメイドっぽい短冊で持ち運べるスケッチブックの装丁を豪華版に模した
シドミード氏ご本人のお気に入りでもあったのでしょう。
特筆すべきは1983年(昭和58年)に原宿ラフォーレミュージアムと
なんと3日間だけ梅田阪急に巡回した「21世紀のカーデザイナー」展で販売された
図録集(通称:Black Rook)と全く同じフォーマットと装丁であること。

今年はシド・ミード生誕の90周年でもあり、随分前から色んな計画が予定されていましたが
スタジオ主導でのリリースはこのRGBシリーズのみ。
偶然にも氏の作品が日本で取り沙汰され、ブレードランナーやTRONにも相待って一気にSFファンを増やし
日本企業が一気に群がるきっかけとなった「21世紀のカーデザイン」展から今夏で40周年となるのです。
出版社やシドミード社もきっと忘れてしまっているはず。
おめでとうございます。

私自身は最寄りの蔦屋書店さんのギャラリースペースをお借りした
「勝手にシドミード展」を2020年、回顧展(SYD MEAD Retrospective 2020)と題して開催しました。
ようやく年内になるだけ前回と被らないよう、新しく発見された原画、ポスター、プロダクト、など
研究成果として「シド・ミード研究所説」展を目指して小さなアーカイブを整理しています。

RGBシリーズ第一弾:Studio Image One
ダイジェストで雰囲気だけでもご覧ください。
https://www.instagram.com/reel/CvI4Prhu2xP/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

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