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The Mystic Wood ミスティック・ウッド
『The Mystic Wood』は、地上界と天界の間のどこかにある不思議な森を舞台にした、2人~4人でプレイするファンタジーゲームです。各プレイヤーは騎士の1人となり、それぞれの使命を果たすべく「地上界の扉」から森に入ってマップカードの小道を進んでいきます。プレイヤーが使命を果たして、「魔法界の扉」を出たならば勝利となり、ゲームは終了します。
これはアメリカのAvalon Hill社が発売したゲームです。元々は1980年にデザイナーのTerrence Donnellyが発表したもので、AH社の規格でのリメイク版です。日本ではホビージャパン社が輸入販売していましたが、和訳ルールは付属せず、「タクテクス誌」27号(1986年2月号)に掲載されました。
プレイヤーの冒険する「森」はマップカードを9段5列に並べて作ります。「地上界の扉」と「魔法界の扉」中間点の「塔」は場所が決まっていますが、その他は地上界カードと魔法界カードとに分けてランダムに裏返しで並べます。マップカードはかなり大きめで「森」を作ると90×75㎝の広さとなり、なかなかに場所をとるゲームです。裏返しのマップカードに入ると(道が繋がっていれば)マップカードを表にし、遭遇カードを引いてそれを解決します。
プレイヤーの分身となる騎士は様々な叙事詩や伝説の登場人物5人(ブリトマート、ギュイヨン、パーシバル、ジョージ、ローランド)で、協力し合うことも戦い合うこともできるようになっています。TRPGのイメージをうまくボードゲームに落とし込んでいる快作です。
プレイヤーのコマはプラスチック製のポーンが入っていますが、ミニチュアフィギュアを使うとより雰囲気が出ますね。
残念なことに「castle」のカードだけ黒の印刷が4㎜ほどずれています。プレイに支障があるほどではないですが、どの程度発生したエラーだったのでしょうか?
#セミRPG #狂えるオルランド