カー・ウォーズ　CAR WARS

時は西暦2031年。路上を行く車のほとんどが武装していた。機関銃はもとより、ロケット砲、レーザー、そして中には危険極まりない軍用戦車砲を積んでいるものすらいた。また、全米各地のアリーナでは、栄光を求めて武装車を駆り、好んで危険に飛び込む男たちがいた。

このゲームは株式会社ホビージャパンが1987年に発売した新書判（アメリカのペーパーバック判）サイズのゲームです。アメリカのSteve Jackson Games社が1981年に発売した『Car Wars』、その1985年の『Deluxe Edition』の日本語版です。
箱の中には新書判84ページのルールブックと32ページのチャートブック、B1判のマップシート1枚、プレイ用コマの厚紙シートと移動用ゲージ、サイコロが入っています。
プレイヤーはドライバーとなって、武装した自動車やオートバイ、果ては大型トラックやヘリコプターを操縦して、道路上や路外、闘技場などでお互いに戦い合います（すべて電気動力車です）。自動車は、資金と重量・車内スペースの制限内で、自由に設計できます。その設計が一番楽しかったりします。チャートブックには出来合いの自動車とオートバイが合わせて15車種ほど用意されてもいます。
1ターン1秒の超マイクロスケールのゲームなので、プレイするのに相当の時間と場所が必要です。なので設計した車両の数の割には実際のプレイ回数は少なかったような憶えがあります。
ドライバー自体にも能力を割り振りでき、ドライバーメインのTRPG的な遊び方も紹介されていました。

発売当時は現実の50年後という、まあまあ未来の設定でしたが、すぐそこまで追いついてきてしまいました。

#オートデュアル　#カー・ウォーズ

ターンスケール：　1ターン＝1秒
マップスケール：　1インチ＝15フィート（1/180スケール）
ユニットスケール：　1コマ＝1台、1人