DEMONLORD

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眠りの世紀が終わると、魔帝国は人間の地を征服せんと再び忌まわしき軍隊を送り出す。絶望的な戦士達は肥沃な谷を埋め尽くすゴブリンの大群に弓と盾で立ち向かう。魔法使いと僧侶は魔王の暗黒魔術に対抗する絶望的な試みへと共に招集される。しかし力のバランスは中立の王国が握っている。ドワーフの王、リュングの雲の大公、そして神秘的な古き者達は光の軍勢に加わるのか、それとも魔王の影に指揮された暗闇の軍勢と運命を共にするのであろうか...

このゲームはアメリカのHeritage社が1981年に発売した、ファンタジー世界における軍事衝突を扱ったシミュレーションゲームです。本品は1982年製造の第二版です。
新書判(というよりアメリカのペーパーバック判)のコンパクトサイズでありながら、徒歩・騎馬・飛行の移動の違い、重装甲・軽装甲・無装甲の違い、野戦と攻城戦もある本格的なシミュレーションウォーゲームです。魔法や呪文、精霊や半神の召喚、中立種族との交渉などファンタジー要素も充実していて、ホビージャパン/AH/ケイオシウムの『Dragon Pass』に匹敵するファンタジーウォーゲームです。
マップの右下側が魔王の領地、左側が人間の領域で、中央部の森と上側の山地あたりに中立種族がいくつか存在します。ここで魔王軍と人間軍がお互いの首都を攻略しようと激闘を繰り広げるのです。

これが(和訳ルールも付いていないのに)駅ビル型商業施設のおもちゃ売り場にさらっと売られていたのだから変な時代だったものです。
コマにエラーがあるのと、コマの紙が薄くて使いにくいので、「ゲームジャーナル誌」の付録あたりで再販してはくれないものだろうか。

#魔王 #剣と魔法

ターンスケール: 1ターン=半週間
マップスケール: 1ヘクス=1リーグ(3~4マイル)
ユニットスケール: 1コマ=軍勢500人(キャラクター有)

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