-
PARATROOP 奇襲空挺部隊
これはアメリカのSPI社が発売した第二次世界大戦中の空挺降下作戦を扱ったゲームで、スケールもシステムも異なる3つのゲームが1箱に入っています。株式会社ホビージャパンが和訳付きで輸入販売していたものです。 最初のゲーム『Eben Emael』は、1940年5月10日にドイツ軍の西方侵攻の一環で行われたベルギーのエバン・エマール要塞強襲を扱った戦術級ゲームです。既に空挺降下は終わっていて、ドイツ軍の空挺部隊が要塞守備隊の攻撃を避けつつ要塞施設の爆破を狙います。コマ数も少なくプレイ時間も短い、3つのうちではオマケ的なゲームです(面白さもそれなりです)。 ターンスケール: 1ターン=12分 マップスケール: 1ヘクス=100メートル ユニットスケール: 1コマ=分隊 二番目の『Crete』は1941年5月に行われたクレタ島への空挺降下作戦を扱っています。ドイツ軍は空挺降下する場所を事前にプロットしておき、連合軍は完全に自由配置となっています。このセットのメインです。ルール的には難しくありませんが、プレイの難易度はかなり高くなります。 ターンスケール: 1ターン=1日 マップスケール: 1ヘクス=1マイル ユニットスケール: 1コマ=大隊 最後の『Red Devils』は1944年9月のマーケットガーデン作戦におけるアルンヘム市を巡る戦いを扱います。イギリス軍には増援としての降下部隊があります。『Crete』と違い初期配置は指定です。 ターンスケール: 1ターン=12時間 マップスケール: 1ヘクス=600メートル ユニットスケール: 1コマ=大隊
Howard Chaykin 作戦級 WWⅡ欧州西部戦線 Joe Perez / James Dunnigan / John H. ButterfieldSin Oga
-
RAGNAROK
フィンブルの冬の終わりは神々と人間の世界の終焉を予兆する。 悪の軍勢は虹の橋を押し渡り勇猛果敢なアサ神と最後の戦闘をせんとする その戦いは「ラグナロク」と呼ばれる... 『RAGNAROK』は北欧神話のアサ神族とヨッツン巨人族とのヴィグリドの野での最終決戦を扱うゲームです。軍勢ユニットについてはいたって普通のウォーゲームで、神々(リーダー)は耐久力と特殊能力を持ち一騎打ちを行います。たっぷりの特別ルールのおかげで雰囲気は出てますが、マップとコマのデザインは寂しいですね。 SPI社が発売したゲームですが、ホビージャパンからの和訳付き販売はありませんでした。後に月刊「TACTICS誌」の付録ゲーム(コマ別売り)となっています。 ターンスケール: 1ターン=30分 マップスケール: 1ヘクス=1リーグ(約3マイル) ユニットスケール: 1コマ=戦士数千人、巨人・ワルキューレ1グループ(神リーダー有)
John Pierard 合戦級 北欧神話・ヴィグリドの野の戦い Darryl D. EsakofSin Oga
-
BUG-EYED MONSTERS
ニューハンプシャー州、フリーダムの小さな町のある静かな冬の夜、その静けさを破った雷鳴の轟きもすぐ雪に包まれた。奴らはやって来た。 音を出さない重力ソリに乗り、レイザーとスタナーを構え、予感にわずかに涎を流しながら、奴らは森を抜けて滑走する。奴らは最初の目標:町の北側の森にひっそりと建っている羽目板張りの家を選ぶ。奴らは攻撃する。レイザーとスタナーの音はすぐに恐怖と怒りの叫びで満たされる。激しく欲情した奴らは、一人の人間が車に行きつき、異星人の脅威に対して小さな町の市民の目を覚まそうと走り去ったのに気が付かない。 醜く、涎をたらした、虫の目の怪物! 奴らはアメリカの片田舎の町に着陸し、女性たちを連れ去るのだ。 他のメーカーでは企画で撥ねられるような一風変わったゲームの多いWest End社ですが、これもまたとびきり変わっています。1950年代のB級映画、あるいは60年代のテレビ特撮ドラマを彷彿させるゲームです。地球人女性を攫おうとアメリカの田舎町に着陸したBEMと、自分たちの町を守ろうと奮闘する住民たちとの戦いです。BEMは異星文明の強力な武器を持っていますが、人数は少ないので住民の準備が整ったら勝ち目がありません。眠っている住民を起こさないように町はずれに着陸して慎重に攻めるか、住宅の多い場所に着陸して一気に攻略するか、BEMには初手から大きな選択を迫られます。住民側はBEMの行動次第なので、最悪の場合誰も気付かないまま朝には町から人が消えていたということもあり得ます。ルールは簡単ですが、考えることは多い好ゲームです。 1952年の大統領選挙期間に共和党候補のアイゼンハワーがBEMに襲われるというオマケシナリオも入っています。 国際通信社が「RPGamer誌」Vol.4の付録ゲームとして2004年12月に再発売しています。 ターンスケール: 1ターン=映画やマンガの1シーン マップスケール: 不明(1ヘクス=20~50メートルほどか?) ユニットスケール: 1コマ=1人
Ray Sternbergh 戦術級 The VOYAGER series 異星人の侵略Sin Oga
-
DRUID Boudicca's rebellion, 61 A.D.
『DRUID』はローマ人の圧制に対する古代ブリトン人のA.D.61年の反乱を再現する二人用ゲームです。ブリトン人役のプレイヤーは反乱を広めながらローマ軍の存在の排除を試みます。ローマ役の対戦者はできる限り少ない損害で、許された時間内に反乱を壊滅するよう努めねばなりません。 『DRUID』はWest End社が発売した「ボウディカの乱」の戦役全体を扱うゲームです。土着の様々な部族の大群と、装備・訓練・組織力に優れるローマ軍との非対称戦になります。ブリトン人部族は森に隠れることができ、ドルイドは指揮官としてだけでなく実効性のある祈禱を行うなどタイトル通りの活躍を見せます。馴染みの薄いテーマで特殊なルールも多いですが、スピーディで盛り上がるゲーム展開が楽しめます。 ターンスケール: 1ターン=2日 マップスケール: 1ヘクス=5マイル ユニットスケール: ローマ軍1戦力=100人 ブリトン人1戦力=不定
Ray Sternbergh 戦役級 古代ブリトン人の対ローマ反乱 Richard H. BergSin Oga
-
白ロシア大作戦 RED ARMY
Dデイ直後の1944年6月23日、ソ連軍は“バグラチオン作戦”を開始した。結局この作戦は成功し、東部戦線のすべてのドイツ軍集団が崩壊したのだが、特に緒戦におけるソ連軍の猛攻はすさまじく、作戦開始から1ヶ月の間に、第1バルト方面軍および第1、第2、第3白ロシア方面軍は、ドイツ中央軍集団をほとんど壊滅状態に追い込んだ。本ゲームは、この1ヶ月間の戦いをテーマとする作戦級ゲームである。 本品はアメリカのGDW社の『RED ARMY』の日本語版で、ホビージャパンがライセンス生産したものです。 A1判フルマップ2枚の大型ゲームですが、コマ数は少なめでプレイは難しくありません。移動後の攻撃では戦闘力が下がる(歩兵は特に)のと、予備移動のルールが特徴的です。ソ連軍が一方的に攻める展開とはいえ、地形の厳しい地域のため期間内での進撃は簡単ではないです。 ターンスケール: 1ターン=2日 マップスケール: 1ヘクス=10㎞ ユニットスケール: ドイツ軍は師団、ソ連軍は軍団
Roger B. MacGowan 作戦級 WWⅡ欧州東部戦線 John M. Astell & Frank Alan ChadwickSin Oga
-
魔女ボド!~牛追い大実験~
先輩魔女が開発した巨大牛型ゴーレムの歩行実験を手伝うことになりました。実験内容は、ペアを組み牛の方向を魔法で操って誘導するというものでした。 どちらのペアが牛を上手く追い立てられるか、勝負です! というストーリーのゲームです。カードを主に使いますが、ボードが最も重要な役割を果たします。同人ゲーム即売会で、カードオンリーのゲームでないのが気になって購入しました。 2人対戦型のゲームで、プレイヤーは魔女2人を選んでその魔女の専用魔法カードを受け取ります。ボード上の牛の位置によって手番プレイヤーが決まり、手番プレイヤーは手札の魔法カードを使うか、魔力を回復するか、捨て札のリシャッフルをすることができます。魔法カードを使う場合は魔力を消費する他、相手側がリアクションでカードを使う機会も生じます。魔法カードの効果がなければ牛は1マス進んでそのマスの効果を適用します。最終的に牛が自陣営のゴールに入れば得点カードをもらえて、得点が5点になったプレイヤーの勝利です。 シーケンスがかなり複雑なわりに、プレイヤーのできるアクションが限定されていて少ないです。最終勝利までは1時間くらいかかることもあって、プレイしようゲームの順位は残念ながら低いかな。
白河雨龍 コンバット級 ファンタジー 伯Sin Oga
-
SPIES! (TSR版)
『SPIES!』は1933年から1939年までのヨーロッパ動乱の時代を舞台にした、諜報と陰謀の5人用ゲームである。プレイヤーは当時の大国―ドイツ、イタリア、ロシア、フランス、イギリス―のうち一国の秘密情報部を指揮して、自国の秘密を守りながら相手の秘密を集めてそれを安全に自国の首都へ持ち帰るという不断の抗争を演じるのである。 『SPIES!』は元々アメリカのSPI社が発売したゲームで、TSR社がSPIブランドを継承した後すぐに再発売したものです。パッケージは同社の『THE TWILIGHT WAR』と対になっています。ジャケ買いしたと言ってもいいくらい気にいっています。 極めてシンプルなルールで大戦前夜の諜報戦を(アクション映画調に)再現します。人数さえ5人揃えば2時間ほどでプレイでき、勝負も最後まで分からない楽しいゲームです。(4人以下でもプレイできますが、やはり5人が基本です。) SPI時代にホビージャパンが和訳付き販売することはありませんでしたが、後に日本語ライセンス版を発売しました。 ターンスケール: 1ターン=1年 マップスケール: ポイント・トゥ・ポイント制(1インチ=100マイル) ユニットスケール: 1コマ=1人またはチーム
Becket/Becket マルチP戦略級 SPI Brand 第二次世界大戦前の諜報戦Sin Oga
-
THE TWILIGHT WAR
ドイツ占領下のフランス市民にとって、抵抗運動は危険な仕事であった。ゲシュタポの効果によりそれは確実なことであった。それでも多くの者がサボタージュというきわどい役目を選択していた。連合軍のノルマンディ侵攻はその努力に報いるため成功せねばならなかった。 フランスレジスタンスを扱うTSRの新ゲームでは、プレイヤーはドイツ占領軍、フランスパルチザン、連合国侵攻軍を表します。フルカラーの北フランスマップには都市、町、鉄道線そして侵攻エリアが描かれています。パルチザンチームとコマンドーを表すカラフルなコマはドイツ軍と装甲師団を避けながら鉄道や通信線をサボタージュします。ゲシュタポユニットはより多くの情報を求めて容疑者を尋問します。無作為に引くカードが、工作員キャラクターや連合軍の侵攻計画、ドイツ軍上級司令部の決定を表します。フランス万歳! TSR社がSPIブランド購入後間もなく発売したオリジナルのゲームです。フランスのレジスタンス対ドイツ占領軍という非対称戦を扱い、ドイツ軍が1人と、連合軍・レジスタンス側が1~3人でプレイします。連合軍の侵攻計画は開始時にランダムに決定され、連合軍プレイヤーしか知ることはできません(多人数ゲームの場合レジスタンスプレイヤーも知りません)。連合軍側は侵攻までに破壊活動によって十分なエスピオナージポイントを稼ぎ、またドイツ軍の集結を妨害します。逆にドイツ軍はレジスタンス活動を徹底的に抑え込むか、上陸地点を予測して侵攻を撃退すれば勝利します。 興味深いゲームですが、興味深すぎてプレイしてくれる人が見つかりません。 ターンスケール: 1ターン=1ヶ月?(明記なし) マップスケール: ポイント・トゥ・ポイント制 ユニットスケール: ドイツ軍=師団 レジスタンス=武装蜂起大隊、小部隊チーム(リーダー有)
Becket/Becket 戦略級 SPI Brand WWⅡ欧州西部戦線Sin Oga
-
King's Court
『King's Court』は「ページワン・ウノ」系のカードゲームです。カード枚数は108枚とかなり多めです。雑に言えば『ウノ』に特殊カードをたっぷり追加してファンタジー世界風の味付けを乗せたゲームです。イラストは美しいですが、ぱっと見で分かる機能性は『ウノ』ほどには高くありません。カードの特殊ルールが多い分どうしても文字情報が増えてしまうのです。 とはいえ『ウノ』にファンタジー要素が加わって面白くないわけはなく、かなりのヘビーローテーションでプレイしていました。 1985年頃に株式会社新和が和訳付きで輸入販売していました。しかしこの通りまったくプレイ内容が分からないパッケージ。ラップが掛けられ、裏面に差し込まれた和訳ルールも折り畳まれていてさっぱり分からない状態。自分でもよく見付けて即買いしたものだとは思います。 「オンガード!」
Barbara Cunningham Shillito John Johnson 2人から8人 Janjohn Games, Inc.Sin Oga
-
KAITEKI ~ネコとアヒルのお引越しサバイバル~
保護していたネコとアヒルを大自然にかえす時が来ました! それぞれの動物を、快適な環境へ安全にお引越しさせるのは、どちらのプレイヤーでしょうか? というストーリーの陣取り型ボードゲームです。青プレイヤーと白プレイヤーが交互に2コマずつ置いていき、最終的にネココマは陸地マスにアヒルコマは水辺マスにあることを目指します。ネコが陸地にアヒルが水辺にあれば点数はプラス、逆ならマイナスで、全マスが埋まった(全コマを置き終えた)ところで点数の多い方が勝ちです。これにヘビやノコギリ、中立のリンゴが絡んできます。コマは外周のマスにしか置けず、既にコマのあるマスに置く場合は元のコマを内側へ押込みます(更にコマがあれば玉突き押込みもします)。コマのボード外への押し出しはありません。 2人用の対戦ゲームですが、チーム戦の4人プレイも含めていくつかのバリアントルールも紹介されています。基本プレイなら10分から15分ほどで終了し、戦略性も高く楽しいゲームです。 コマとボードは陶器タイル製。小さい箱なのにめちゃ重いです。 いわゆる同人ゲームなので、入手方法は限られるかも。
T. Shimakura 2人 島 Games Lab.Sin Oga
-
Wizards
非常に複雑なバックグラウンドを持ったエピックファンタジーのゲームです。ルールブックでも背景説明にほぼ2ページを要しています。 ゲームの目的は聖環の中心にいるリュクタルに六つの聖玉を届ける最初の者になることです。そのためには三つの魔術の秩序(オーダー)の一つに加入し、任務を果たして信頼を獲得し、オーダー内で昇級する必要があります。時間の余裕はありません。世界は危機に瀕しており、善行が十分でなければ島は次々と闇に飲まれてしまうのです。 Avalon Hill社が発売したファンタジー世界での個人の冒険を扱ったゲームです。『Magic Realm』とは違いプレイヤーは単なる冒険者ではなく、明確に世界を救う役割を与えられています。プレイヤー同士は競争相手ではありますが敵ではないのでプレイヤー間の直接的な戦いはありません。イベントなどによる妨害はありますが、むしろ協力し合う関係です。 マップは全面海のボード上に18枚の地形タイルを各プレイヤーが1枚ずつ好きなように置いて作ります。 一度プレイすればルールも難しくなく理解できるのですが、最初に口頭で説明するのがとにかく面倒でした。記録用紙に記入するのと、1ゲーム4時間ほどかかるのが難点でした。 ターンスケール: 1ターン=1日 マップスケール: 1ヘクス=不明 ユニットスケール: 1コマ=1人
Coral Mosb アドベンチャー級 BOOKCASE GAME ファンタジーSin Oga
-
FEUDAL 封建領主の攻城戦
『FEUDAL』は中世期の2つの封建王国間の戦いを再現するウォーゲームです。2人または2組の最大6人でプレイできます。 アメリカのAvalon Hill社が発売したゲームで、元々はMinnesota Mining & MFG社が開発したもののようです。日本では1980年代に木屋通商株式会社と株式会社ホビージャパンの2社が和訳付きで輸入販売していました。『封建領主の攻城戦』は木屋通商版の邦題で、ホビージャパン版では『中世風チェス』でした。そもそもチェスは中世風では? ゲームはチェスの具象性を高めた感じで、駒はキング、プリンス、デューク、ナイト、サージャント、パイクマン、アーチャー、スクワイアの8種類とキャッスルがあります。ボードは12マス四方の正方形ボード4枚を自由に組み合わせて24マス四方の正方形ボードとします。ボードには進入不可の山地と進入に制限のある荒地といった地形があり、キャッスルは人工地形です。相手側のキャッスルを取るか、キング・プリンス・デュークの3つすべてを取れば勝ちです。プレイヤーが駒を1セットずつ持った2人対戦が基本ですが、各チーム2人または3人ずつのチーム戦、1人で2セットまたは3セットを使っての対戦もできます(いずれもキャッスル・キング・プリンス・デュークは各陣営で1個ずつ)。 駒とキャッスルは相手に見えないようにして自陣営のボードに自由配置します。チェスとは違い、自分の手番に自分の駒をいくつでも動かせます。そのため初手で一気に駒が減ってしまうこともあります。 木屋通商版の和訳ルールには抜けていますが、4人用のバトルロイヤルゲームも可能です。
Leisure Time Games / AH Bookshelf Game Minnesota Mining & MFG 2人から6人 Avalon HillSin Oga
-
Wilderness War
『Wilderness War』は、大英帝国とフランスとの間で北アメリカの覇権を巡って激しく争ったフレンチ・インディアン戦争をベースにした二人用ゲームです。一方がイギリス軍で、他方がフランス軍です。 「フレンチ・インディアン戦争」というとフランスと北米インディアンとの間の戦争みたいですが、イギリスがフランス+インディアンと戦った戦争です。インディアンは部族毎にイギリスに味方したものもありました。ヨーロッパでフリードリヒ大王の七年戦争が行われていたのとほとんど同時期の戦争です。フランスはこの戦争に敗れてカナダの支配権を失うことになります。 ゲームはカードドリブンシステムで、英仏の正規軍同士の戦いの他に、植民地民兵やインディアンといった小部隊の襲撃戦の要素があり、若干ややこしいです。 フレンチ・インディアン戦争は1760年に終結したのですが、ゲームのフルキャンペーンはヨーロッパの戦争のケリが付く1762年までプレイ可能となっています。他に3年間のトーナメントシナリオと、5年間の前期キャンペーン、6年間の後期キャンペーンがあります。 ターンスケール: 1ターン=半年 マップスケール: ポイント・トゥ・ポイント制 ユニットスケール: 1コマ=大隊・連隊・戦士団(リーダー有)
Roger B. MacGowan 戦略級 フレンチ・インディアン戦争 Volko RuhnkeSin Oga
-
THE CONQUERORS: ALEXANDER the GREAT
『THE CONQUERORS: ALEXANDER the GREAT』はマケドニア軍プレイヤー、すなわちアレクサンドロスⅢ世が紀元前4世紀の「既知世界の征服」を試みるゲームです。対戦相手のペルシア軍プレイヤーは「大王」ダレイオスⅢ世を表します。アレクサンドロスの戦役は極めて兵站的であり、ゲームシステムはこの要素の重要性を反映しています。 ゲームはチットで選ばれたプレイヤーが1つのアクションを行って、このラウンドをシームレスに続けていくというシステムで、決まったゲームターンというプレイの単位はありません。チットの引きによっては一方のプレイヤーが延々と連続でラウンドをプレイすることもあり得ます。 マケドニア軍プレイヤーは、アレクサンドロスが大王になり、ギリシアの盟主の地位を維持し、神性を確立することで勝利します。ペルシア軍プレイヤーはマケドニアが勝利する前にアレクサンドロスが死亡するか、マケドニアの軍内に厭戦ムードが蔓延したなら勝利します。明らかにマケドニア軍・アレクサンドロスが主役のゲームで、ペルシア軍プレイヤーのプレイは(勝利条件的にはともかく)難しいものになるでしょう。そのためか1人プレイのやり方もルールに載っています。 ターンスケール: 不定 マップスケール: ポイント・トゥ・ポイント制 ユニットスケール: 1コマ=軍・艦隊規模(戦力ポイント制)(リーダー有)
Roger B. MacGowan 戦略級 アレクサンドロスⅢ世の東方遠征 Richard H. BergSin Oga
-
The Napoleonic Wars
『The Napoleonic Wars』は2~5人でプレイすることができます。フランス帝政の打破が多くのプレイヤーにとっての目標となりますが、担当国家の勢力を最も拡大したプレイヤーがゲームの勝者となります。 このゲームはナポレオンがフランス皇帝となった後の1805年から始まり、フランス国内戦役の末ナポレオンが退位した1814年で終わります。1815年のナポレオン帝政の復活はありません。このナポレオン戦争をカードドリブンシステムの多人数ゲームでプレイします。同テーマのゲームは多々ありますが、これが最もプレイアブルでエキサイティングなものです。フルキャンペーンの他に、1812年と1813年の1ターンシナリオが2本あります。 2008年にはカードやルールを改良した第二版が発売されました。 ターンスケール: 1ターン=2年 マップスケール: ポイント・トゥ・ポイント制 ユニットスケール: 1戦力=およそ15000人、海軍は戦隊単位(リーダー有)
Roger B. MacGowan マルチP戦略級 Grand Strategy Game ナポレオン戦争Sin Oga