緑閃石 (actinolite) 五良津山 #0248

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緑閃石は、塩基性の火成岩が変成作用を受けた片岩や角閃石中に生成する珪酸塩鉱物で、透緑閃石、アクチノ閃石と呼ばれることもあります。成分にマグネシウムを多く含むものは灰白色で、鉄が多くなると緑色が強くなるとされます。
本標本では滑石の中に緑閃石の針状結晶が多数埋まっています。(背景はソフトウエア処理しています。)

土居町の東赤石山を源とする関川の流域では、上流の五良津(いらず)山から東赤石山一帯にかけて緑閃石をはじめとする珍しい鉱物が多く産出されます。

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