銅藍 (covellite) 増冨鉱山 #0561

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銅藍(どうらん)は、銅の硫化鉱物です。増冨鉱山の銅藍は火山活動に伴う銅と硫黄を含むガスが昇華(結晶)した生成したものとされており、空隙の多い石英質の母岩の隙間に青紫色のメタリック光沢のある六角板状(箔状)結晶が見られます。(1~3枚目は背景をソフトウエア処理しています。)

増富鉱山は古生代の珪岩を貫く角閃花崗岩、半花崗岩中の鉱脈で、硫砒銅鉱を多く産出すると共に銅藍を伴い、平均銅品位6%と品位の良い鉱石を産出するので知られていたということです。また、増富鉱山は戦国期には須玉金山として甲斐武田氏により採掘されていたといわれています。

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