石膏 (gypsum) 吉野鉱山 #0585

0

淡いオレンジ色を呈する石膏塊です。背景をソフトウエア処理しています。

吉野鉱山では江戸時代以前から金、銀、鉛、亜鉛、重晶石、石膏が採掘されていましたが、吉野石膏山(吉野石膏採掘所)において石膏を採掘・精製していた業者が1901(明治34)年に後の吉野石膏(株)を創業、1922年(大正11年)からタイガーボードの名称で米国で発明された石膏ボードの国内生産と普及に努めたことによって全国的に知名度が高まりました。戦後は日本鉱業が鉱区を統合し操業しましたが、河川の酸性化、カドミウムの流出などの鉱毒問題が発生し、1974(昭和49)年に閉山しました。

Default