塗ってみました～モチモチの鬼！オニデビル

鬼は〜外！福は〜内！

節分が近いですね(^^)

とあるリクエストにより、セアーズパチシリーズのオニデビルをペイントしました。

独特のセンスをお持ちで、私が尊敬する大好きなお方です。その発想はどこから？？と、いつも新しい発見を頂くんです。今回もたくさん勉強させて貰いました。

ペイントされる方へ何かヒントになるかもしれない、と思いましたので、モノ日記にてこちらの作品を紹介させていただきます。

（長文ですごめんなさい！最後までお読み下さると少しですが良い事あるかも…？笑…豆豆豆）

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まず、オニデビルをペイントしてみたらどうか？とのご提案と↓

イメージはこちらで↓

と「モチモチの木」の絵が送られて来ました。

今だから正直に申しますとその時は…、え…これ？塗れるのか私？なぜに切り絵？？汗

と固まりましたね…ごめんw

セアーズパチシリーズは、以前ご紹介した通り、造形がとてもユルくペイントが難しい。けど、塗ると劇的に変わるので、そこがまた魅力的ではあるのです。

が…うーむ…どないしよう。

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塗りながらじゃないとイメージ出来ない私、まぁとりあえずは面で塗る？んだろうなぁという事で、鮮やかなカラーを出すために、白立ち上げにしてみましょう。

ここでＶカラー10を使いましたが、以前師匠から聞いた話を思い出しました。

→Ｖカラーは何でも強い訳じゃなくって、ホワイトなんかはMr.カラーの方が強かったりしますね〜…

ふむむ？

聞いた時にはＶカラーの良さを痛感しておりましたから、ホワイトだってＶカラーの方が絶対良いのではないか、と思ってました。が、やはりＶカラーのホワイトは消しゴムに合わない気がします。…乗らないというか弾かれるというか緩いというか。こちらは調色用などに使うしかないのかもな…残念。

改めてMr.カラーでホワイトに↓

緑64赤81青34↓

81あずき、は落ち着いた赤で好きですね。和風のオニデビルにはぴったりかなと81をチョイス。

とりあえずライン描こう↓

うーん、まだまだ黒が足りません。

→「頭と腰は全て黒ですね」

なるほど

→「手首と足首にもゴールドライン入れられますか？」

なるほどなるほど↓

お〜。一気にモチモチ感！

目や歯は白くせずゴールド、牙と頭の2本の角のみを白。流石です。

"映えるカラーリングとは？"を考えさせられます。

手首足首のゴールドが「ある」と「ない」とでは、鬼感が全然違ってくるし、ポイントとなる色の残し方、入れ方、うまい！

（手首と足首にゴールド入れたらどうでしょう？）

↑この一言くらいは自分から言いたかったですね～。金棒とかがよく鎖で手首や足首に繋がってますよね？ソコ、思い付かなかった自分が、悔しい(;_;)涙

私は言われるままに塗りましたので、100％彼の作品と言えますよね。スバラシイ〜！

https://muuseo.com/ReireiPaintArt/items/346

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こういうオリジナルのイメージ、思い付く人と思い付かない人の『差』って…何でしょう？

オニデビルを見て切り絵風が浮かんで来たのか、モチモチのイメージを見て切り絵風のペイントしたら面白いかも？と思い付いたのか。

ヒント得るべく聞いてみました（思考箇条書き）↓

オニデビルは

→少し残念な造型

→造型が際立つペイントを考えた

→リアルなペイントより古風なペイントの方が良いかも

→和風・古風な感じ

→版画や切り絵等

→モチモチの木

→鬼は赤以外にも青、緑、黄も有りなんじゃないか

"他の方がやらないであろう事を念頭に置く"んだそう。（これはとても大事そうだけどなかなか真似出来なそうと思った）

オニデビルを見てからのモチモチに辿り着いたのですね。モチモチの木に思い入れがあるから辿り着いたのかも知れませんが…とも仰っておりましたが、やはり記憶とか、幅広い知識、日々の観察力とか、そういうものの影響大ですよね。

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私にこれから出来そうなこと↓

沢山の怪獣の造形を知ること。怪獣以外のいろんな本を読むこと。違うジャンルのミューゼオ人達から刺激を受け学ぶこと。

がんばる。

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さてさて

緊急事態宣言中ですから、今年は中止になってしまいましたが、私の街では例年ですと『大天狗』が街を練り歩きます↓

↑天狗面車（高さ3m幅2m）もあります！

前日夜には『道中露払いの儀』にて、烏天狗・山伏が出没↓

↑烏天狗は今でも怖い…

山伏から口上が伝えられた後、

「福はーうち、福はーうち、福はーうち」

と豆が撒かれます。「鬼は外」は口にせず「福は内」のみ3回唱えるのがこちらの節分祭です。私の記憶では、「体の中の鬼は追い払わずとも、福が体の中いっぱいになれば自ずと出ていくもの」と聞いたことがあります。素敵な考え方で好きです。

翌日に「天下一天狗道中」、大天狗・鳥天狗を中心として「山伏・福男・福女」が福豆をまきながら練り歩きます。

豆まきは決められた場所で撒きますが、それ以外の場所でも突然豆をまきはじめるので要注意！福豆欲しさにみんな天狗のあとをつけます笑。

勿体ないと思う方もいらっしゃるかもですが、とてつもない量の豆がまかれ掃除が大変です↓

↑↓全部豆です…

翌朝は鳩がふっくらしますw

↑毎年息子はボランティアで参加（数年前の様子）

その他、福豆を柄杓ですくうゲームもあります。当日発表されるラッキーグラム数と一致すれば、ピタリ賞1万円分の共通商品券などがもらえます（参加者全員にすくった福豆と福銭がもらえます）。

地元の歴史あるお祭りも、今年はなくなりとても残念。厄を祓ってもらいたかった…早く日常を取り戻したいものですね。

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皆様お住まいの地域の節分の話、豆撒きの思い出など、何かございましたらお聞かせ下さると楽しいです。

長文最後までお読み下さった皆様へ、厄祓い致しましょう。

福はーうち！

福はーうち！

福はーうち！

おしまい

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