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三菱パジェロ
三菱を代表する名車の一つであるクロスカントリー4WD、パジェロの初代モデルです。最初期モデルである1982年式の再現になります。
パジェロは1982年5月、ボンネットトラックである同社のフォルテ4WDのフレームをベースとしたマルチパーパスなオフロード車として発売されました。当初は4ナンバーの貨物車登録のモデルのみでしたが、翌1983年3月には5ナンバーの乗用登録モデル(メタルトップワゴン)が追加されました。更に同年7月には、ホイールベースとボディの延長と共にハイルーフ化された5ドア車も登場しバリエーションが充実しています。以後は徐々に乗用車主体のラインナップとなっています。特にロングのエステートワゴンは3列シート7人乗りとなっている事から、ハイルーフボディと相まって1BOXワゴンの様に使えるモデルとして人気を博しました。同社のデリカスターワゴンと共に三菱のRVラインナップにおける主軸モデルとなっています。
尚この世代のパジェロでは、パリ-ダカール・ラリーへの挑戦も始まり、1983年には市販車無改造部門でのデビューウィンを果たしています。その翌年以降も、改造車部門及び総合部門での優勝を目指して参戦し、実績を上げています。この事から、「パジェロ=パリダカ」のイメージが定着しています。
ミニカーでは最初期の1982年式、貨物車登録であるメタルトップバンの再現になりますがRVテイストに溢れ貨物車らしさは殆ど感じさせません。フロントグリル内の「MMC」マークが時代を感じさせます。80年代らしい直線基調のボディスタイルに、落ち着いた紺のカラーリングがよく似合っています。大径タイヤやマッドフラップが力強さを感じさせます。本当に初代パジェロのミニカーとしては決定版と言っても良い位の魅力的な仕上がりになっていると思います。