深く鮮やかな緑色が印象的なダイオプテーズ(翠銅鉱)の原石です。
発見当初はエメラルドと間違われましたが、完全な劈開(へきかい)性があることから、エメラルドと異なる鉱物であることがわかりました。
銅鉱床の酸化帯で硫化物が風化してできる鉱物で、カルサイトの晶洞や石英などに付着して成長します。同様にして形成されるものに、マラカイトやクリソコラなどもありますが、それらよりも産出量ははるかに少ないです。
割れやすく、大きな結晶となることが稀なために、加工品とするよりも、原石のまま鑑賞する方が人気が高い鉱物であります。
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