1991 マツダ787B "RENOWN CHARGE"
まだ今みたいにミニカーの定価が高騰していない頃に、出来の良さを気に入って購入したモデルです。 レース展開はTLV-Nの方の展示で記したと思っていましたが、記してませんでしたので、備忘録として記しておきます。 1991年のル・マンは、耐久選手権がスプリント化するのに加えて、グループCカーをF1と同じ3.5ℓNAエンジンに揃えるなどの規則が施行されることになったため、それ以外のエンジンを持つメーカーやチームにとっては最後と言っていいレースでした。 そしてその中には、日本勢として最も長きにわたってル・マン参戦を続け、独特のエンジンサウンドをサルテ・サーキットに響かせてきたマツダも含まれていました。 最後の挑戦となったこの年、マツダは勝利を呼び寄せるための様々な策を講じ、並いる強豪に対抗するために強力なマシンと体制を築き上げます。 レースは、新規定マシンが呆気なく去り、旧規定マシンの戦いとなりますが、軽さと燃費の良さを武器にペースを上げるマツダが徐々に順位を上げジャガーを仕留めると、その勢いに押された首位のメルセデスが残り3時間にしてトラブルで消えたため、ついに日本のメーカーとして初の栄冠を勝ち取ります。 モデルは、鮮やかな“RENOWN CHARGE”カラーの再現性はもちろん、フロントのホイールディスクが付いていない状態を再現しており、その珍しさとカッコよさを非常に気に入っている一台です。 #コレクションログ