1974 シグマMC74・マツダ “Canon”

1974 シグマMC74・マツダ “Canon”

https://muuseo.com/Koshichi-museum/items/215

Koshichi

日本勢がル・マンに挑戦し始めた1970年代に興味があった時に、ちょうど予約開始の連絡が来たので、ル・マンコレクションの一つに加えたいと思って購入したものです。

前年に日本のチームとしてル・マン初参戦を果たした、加藤眞さん率いるシグマ・オートモーティブ（現サード）が製作したル・マン用マシンで、シグマ自体はトヨタ系でしたが、前年同様ロータリーエンジンを搭載してル・マンに挑戦しました。

ミスター・ル・マンこと寺田陽次郎選手が初参戦したマシンですが、様々なトラブルが発生して長時間をピットで過ごし、最後はなんとかチェッカーフラッグを受けたものの、周回数不足で残念ながら完走扱いにはなりませんでした。

モデルは、前年のMC73から一転して丸みを帯びたデザインとなったボディラインをよく再現してあり、特に飛行機の後部のようなリアカウルの形状はとてもカッコいいです。

また、特徴的な形状のバックミラーや、大排気量マシンと比べると小さな運転席後部のインテークポッドなど、細部もシャープな作りで、車体の低さもきれいに再現してある、素晴らしい一台です。

Koshichi note

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