南方占領地 ベンクーレン(現ブンクル)州のバッテン加刷

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ベンクーレン州(現ブンクル)で使われていた切手です。
1943年に「切手に描かれた敵国女王の肖像を抹消せよ」との通達を受け、ウィルヘルミナ女王の顔にバッテンを付けることになりました。
同様の通達は他の地域でも出されています。

ベンクーレン州には大きく分けてインククロス、小型、大型の3種類のバッテン加刷が存在します。

1枚目~4枚目:インククロス(女王の肖像をペンでバツを付けただけ。わざわざバツのスタンプを作る必要はないと軽く考えたため)、3枚目はチュルウプで使われた緑インク加刷、4枚めは大日本枠付き加刷との併用。
5枚目:州内のチュルウプで使われた木片印による大型のバッテン加刷(2種類形がありますが1種類しか所有していません)
6枚目:同じくチュルウプで使われた木片印による小型のバッテン加刷(大日本枠付きとの併用)
7枚目:大型バッテン加刷と大日本枠付きとの併用(特に稀少)

なお、この地域の加刷はなかなか入手困難です。

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