南方占領地 海軍担当地区① ポンチャナック錨加刷

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日本が戦時中に統治したオランダ領東インドのうち、スマトラとジャワを除く地域は「海軍担当地区」と区分されています。

主に南ボルネオ(蘭領ボルネオ)、セレベス、小スンダ列島、モルッカ諸島などが海軍担当地区とされ、セレベス島のマカッサルに南西方面海軍民政府本部がおかれました。

これらの地域では海軍のシンボルマークである「錨」を切手に加刷した物が使われました。
当然地域ごとに色や形が異なっており、バラエティを含め複雑なものとなっております。

ここで紹介するものは蘭領ボルネオポンチャナックで使われたもので、形のタイプが5つ存在しています。

1~5枚目の写真がそれぞれタイプ1~5であり、4と5は応急的に加刷されたものです。
なお、6枚めの写真のように上下ペアでタイプが違う物も存在しています(上が2下が1)。
7枚目はタイプ1加刷の赤紫色で、色の中では一番珍しいです(紫、黒、赤、赤紫が存在)。

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