あの頃、マリーローランサン / 加藤和彦

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渋谷系以前に渋谷系を表現したソロ8作目

再婚した安井かずみとのコンビで次々にヒットを飛ばしながらも、ソロ作では一線を画し、やりたい音楽を追求しています

ヨーロッパ3部作が完成し、次なる舞台として選んだのは東京
当時、フォーク•クルセイダーズやミカ•バンドを聴いていた世代は子育てなどで音楽を離れ、そんな大人たちが流して聴けるお洒落なBGMを目指した作品になっており、安井かずみの詩の世界観は短編小説のように秀逸で、今作と並行して進められていた映画「だいじょうぶマイフレンド」の音楽による世界観も、今作に多大な影響を与えているように思えます

ジャケットは金子國義の描き下ろし
個人的には後期ムーンライダースやオザケンと同じ匂いがしますね

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