EVERY NIGHT / 井上陽水(紙ジャケCD)

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魔の80年代、井上陽水の8作目。
「いつも同じことはしてられない」という呪縛により70年代に活躍した多くのアーティストは80年代に入り新しい自分探しを始め、成功したり挫折したりしますが、井上陽水も然りで本作以降は中々オリコントップ10に入れず少し低迷します。
長年アレンジャーとして関わってきた星勝が一旦退き、鈴木茂と井上鑑がアレンジャーとして加わることで音はすっかりフォーク色が抜け、今でいうところのシティーポップ(当時ならニューミュージック)に傾倒していきます。
先行シングルとなった「クレイジーラブ」は山口百恵への提供曲で、今回ここでセルフカバーしていますが、当然のことながら歌い方がまったく違うのでもはや別物です。
全体的に曲はよくできたものが多いんですが、歌詞としての遊びは少ない作品かと思います。

https://youtu.be/4PjFdY6Yld8?si=XPPX9TKko-4qgfsB

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