浮気なぼくら&インストゥルメンタル / YMO

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YMOの7作目とそのインストゥルメンタル作品になる8作目。
初回の紙ジャケ盤はそれぞれの発売でしたが、2度目の紙ジャケ盤では2枚が1枚にまとめられました。
こちらもあとから購入したためこの仕様となりましたが、インストゥルメンタル盤のみだとリイシューは売れなかったんでしょうね。

「浮気なぼくら」はその内容から「YMOがテクノ歌謡になった」という風潮でしたが、本人たちは「ハイスクール•ララバイ」や「いけないルージュ•マジック」、松田聖子の一連のシングルで経験したことをYMOとして昇華した、あくまでも「テクノデリック」の延長線上の作品と捉えており、往年のファンにそれを証明する意味で主旋律をシンセに置き換えたインストゥルメンタル盤も発売したのだと思います。

時間軸に沿ってYMOの作品を聴くと次第に軟弱化しているようにも感じますが、「ソリッド•ステイト•サヴァイヴァー」を聴いてから「浮気なぼくらインストゥルメンタル」を聴くとYMOの進化がわかります。

結果この2枚は全くの別物で抱き合わせるような商品ではないんですが、よく知らないレコード会社の担当者からしたら、「売れればどうでもいい」ってことなんでしょうね。
とはいえ「君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)」のインパクトはとてつもないものでした。

https://youtu.be/24bRSUeITXc?si=gJuYnysJuluxLndA

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