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浮気なぼくら&インストゥルメンタル / YMO
YMOの7作目とそのインストゥルメンタル作品になる8作目。 初回の紙ジャケ盤はそれぞれの発売でしたが、2度目の紙ジャケ盤では2枚が1枚にまとめられました。 こちらもあとから購入したためこの仕様となりましたが、インストゥルメンタル盤のみだとリイシューは売れなかったんでしょうね。 「浮気なぼくら」はその内容から「YMOがテクノ歌謡になった」という風潮でしたが、本人たちは「ハイスクール•ララバイ」や「いけないルージュ•マジック」、松田聖子の一連のシングルで経験したことをYMOとして昇華した、あくまでも「テクノデリック」の延長線上の作品と捉えており、往年のファンにそれを証明する意味で主旋律をシンセに置き換えたインストゥルメンタル盤も発売したのだと思います。 時間軸に沿ってYMOの作品を聴くと次第に軟弱化しているようにも感じますが、「ソリッド•ステイト•サヴァイヴァー」を聴いてから「浮気なぼくらインストゥルメンタル」を聴くとYMOの進化がわかります。 結果この2枚は全くの別物で抱き合わせるような商品ではないんですが、よく知らないレコード会社の担当者からしたら、「売れればどうでもいい」ってことなんでしょうね。 とはいえ「君に、胸キュン。(浮気なヴァカンス)」のインパクトはとてつもないものでした。 https://youtu.be/24bRSUeITXc?si=gJuYnysJuluxLndA
紙ジャケットCD い 3150円 2003年1月 1983年犬がミケの一族
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TECHNODELIC / YMO(紙ジャケCD)
80年代に入り、YMOを取り巻く状況も変化していきます。 テクノサウンドも珍しいものではなくなり、イモ欽トリオの「ハイスクール•ララバイ」を手がけたことなどもあり、YMOのやろうとしていたことがかなり民衆に受け入れられてきていました。 そうなると「次は何をすべきか?」と考えるのが必然で、この混沌としたカオスが否応なしに本作を色付けていますし、その反動が次作「浮気なぼくら」にも大きな影響を与えたと思います。 ちなみに前作はデジタルレコーディングされていましたが、今作はアナログレコーディングに戻されており、ジャケットアートワークも2種類存在します。 本作は個人的にあまり思い入れがなく、1回目の紙ジャケ盤はスルーしたのですが、やはり気になり2003年発売の2回目の紙ジャケ 盤を購入しました。私はCDしか持っていませんが、アナログ盤も聴いてみたい一枚です。 https://youtu.be/tTrlRXRnzho?si=t6uMvF6TBicLac_m
紙ジャケットCD い 2310円 2003年1月 1981年犬がミケの一族