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- BALANCE OF POWER / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
BALANCE OF POWER / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELO活動休止前に発売された11作目。この15年後に再開するまで、長らくバンドは休止状態になります。
ヒットを続けることの難しさやプレッシャー、ソングライティングとライブツアーの繰り返しは否が応でもジェフ•リンを疲弊させていたと思います。
ジャケットのイメージもガラリと変わり、本作発売の3年前に発売されたイエスの「ロンリーハート」あたりを意識している印象を受けますね。
メンバーはジェフ•リン、ベヴ•ベヴァン、リチャード•タンディーの3人となり、しかもドラムマシンを多用し、ベヴはほとんどドラムを叩いていないので、ほぼジェフ•リンのソロアルバムのような内容になっており、セールスも期待ほど伸びませんでした。
ジェフ•リンは1983年から他のアーティストのプロデュースも行うようになり、最初にプロデュースしたのがニック•ロウとロックパイルを組んでいたデイヴ•エドモンズのアルバムで、ELO活動休止後最初にプロデュースしたのがデイヴの紹介で知り合い、運命的な出会いとなったジョージ•ハリスンの「クラウド•ナイン」でした。
ジョージの復活はジェフ•リンのプロデューサーとしての人気も高め、その後ロイ•オービソンの復活作であり遺作となった「ミステリー•ガール」や、トム•ペティーの初ソロアルバム「フルムーン•フィーバー」などのプロデュースや、並行して結成された伝説のバンド、トラヴェリング•ウィルベリーズの活躍に繋がっていきます。
https://youtu.be/xNUbBpZ9Ac0?si=Te5IF6zf38X43q8L