TIME / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)

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アルバム「ディスカバリー」とサントラ「ザナドゥ」のヒットから盛り上がる中で発売されたELOの8作目。
アルバム「エルドラド」の時から組んでいたストリングス指揮者のルイス•クラークを解雇し、サウンドはシンセを中心とし、完全にジェフ•リンが主導し、ほぼソロプロジェクトのような状態になります。
アルバムコンセプトはタイトルのとおり「時」、主人公が1981年から2095年にタイプトリップしたという設定のもと、ほどんどの曲の歌詞で「time」という言葉が繰り返し使われ、「ivory towers」「plastic flowers」「There’s nothing that is in between」などの印象的な言葉も複数の曲で使われています。
当初は2枚組の構想で制作が進められましたが、ジェットレコードからの強い要望で1枚ものとなり、やむなく削った曲は本作のボーナストラックとして聴くことができますが、歌詞カードを見ると確かに物語としてアルバムの途中に入っていただろうというストーリーが見えます。

結果、アルバムもツアーもアメリカでは成功とならず、長く続いた人気に翳りも見えてくることになりました。
これが80年代の始まりであり、多くのバンドに光や影が差し込むことになった時代ですね。

日本では特に「トワイライト」がヒットし、CMソングやテーマソングで使われたり、2005年にはフジ系ドラマ「電車男」の主題歌としてもヒットしました。

https://youtu.be/nNQSzsql3d0?si=mM5i0VG0wTXceqNv

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