SWEETHEART OF THE RODEO / THE BYRDS(紙ジャケCD)

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ついにはドラムスのマイケル•クラークも脱退し、二人になったバーズは、新たにグラム•パーソンズとケヴィン•ケリーを迎え、カントリーに方向性を変えたバーズの中でもかなり異色な今作を制作しました。
これまでロジャー•マッギンのワンマンな行動で次々とメンバーが抜けたバーズですが、ここでは新メンバーのグラム•パーソンズが主導権を握り、自身が推すカントリーロック色に染まったアルバムを作ることで、いわばバーズを乗っ取ったような形になりました。
当然のことながら、この状況にロジャー•マッギンが納得するわけがなく、グラム•パーソンズは本作のみでバーズを追い出されてしまいます。(グラム•パーソンズを紹介したクリス•ヒルマンも一緒に脱退)
奇しくも、ロジャー•マッギンの本意ではない今作は、カントリーロックの先駆者的作品として歴史に名を刻むこととなりました。

https://youtu.be/4D8-5w1gQHA

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