突風 SUDDEN WIND / 山本達彦

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山本達彦のデビューアルバム。
高校時代には同級生だった渡辺香津美とバンドを組み、大学ではオレンジというバンドでデビューするもヒットせず、大学卒業をもってソロデビューを果たします。ちなみに安倍元総理も大学の同級生。

ソロアルバムでは全曲作曲、全作詞は伊達歩(伊集院静のペンネーム)、編曲は一部渡辺香津美が行っています。
一般的に知られるシティーポップの貴公子という雰囲気はまだなく、ジェームス•テイラーやキャロル•キングに代表されるようなピアノによるSSW系で、荒井由実やジャズの影響も感じます。

私は「太陽がいっぱい」からの遡りでこのアルバムを聴いたので、イメージは異なりましたが、デビューアルバムとしてはとても完成度が高く、時代に媚びする軽さがないため、今でも時折聴きたくなる中毒性ありの名盤です。

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