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爆撃機最高傑作機!! 大日本帝国海軍 試製 艦上攻撃機「流星
艦上攻撃機「流星」は、太平洋戦争末期に登場した大日本帝国海軍の艦上攻撃機である。設計・開発は愛知航空機。略符号はB7A。連合国によるコードネームはGrace。
多任務艦上攻撃機であり、急降下爆撃・水平爆撃・雷撃を行えます。艦上爆撃機と艦上雷撃機の両機種の役割を兼ねます。
他の単発艦攻や艦爆と比較して傑出した性能をもっていたが、本機は重量過大のため艦上機として運用するのは困難であり、実際は陸上機として運用されました。
最終的な生産機数は試作機9機を含めても約110機。
「流星」を装備した第七五二海軍航空隊・攻撃第五飛行隊は、1945年5月以降、千葉県の木更津海軍航空基地に展開し、終戦直前の1945年7月下旬(7月25日)から同年8月15日の終戦当日までの数回にわたり、当時、関東沖を中心として日本本土近海に接近し、日本本土各地に対する空襲作戦を遂行していた米・英海軍高速空母機動部隊に対する攻撃を(7月25日の夜半に第二波攻撃隊として出撃した5機編成の夜間雷撃隊による夜間雷撃を含めて)少数機により敢行しましたが、その戦果は不明。 終戦当日、木更津海軍航空基地から房総半島沖の空母ヨークタウンに特別攻撃を行い、海軍公式記録上「最後の特攻」となりました。
試製流星
略符号 B7A1
全幅 14.40 m(主翼折り畳み時8.30 m)
全長 11.49 m
全高 4.07 m
翼面積 35.40 m2
翼面荷重 161.02 kg/m2
自重 3,614 kg
正規全備重量 5,700 kg
発動機
誉12型(離昇出力1,850馬力)
後期生産機:誉21型(離昇出力2,000馬力)
最高速度 542.6 km/h(高度6,200 m)
上昇力 6,000 m まで10分20秒
航続性能
爆撃正規:1852 km
爆撃過荷:2982 km(海軍資料)3037km(愛知資料)
雷撃過荷:2980 km
武装
翼内20 mm機銃2挺
後上方13 mm旋回機銃1挺
爆装
胴体:500 – 800 kg爆弾1発、または250 kg爆弾2発
翼下:30 – 60 kg爆弾4発
850 – 1,060 kg魚雷1本