早すぎた高性能機、MiG-3(ミグ3 / ロシア語:МиГ-3 ミーク・トリー)第172戦闘航空連隊

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ソ連のミコヤン・グレヴィッチ設計局が開発し、ソヴィエト連邦赤色空軍で運用された戦闘機。後に戦術偵察機に任務が変更された。MiG-1を原型として、高々度用の過給器を付けた液冷エンジンAM-35Aを搭載する、高々度戦闘用の高速戦闘機である。
MiG-3の前線での評判はすこぶる悪かった。
理由としては
・低高度では性能が低下し、旋回性能や安定性などが劣っていた。
・武装はMiG-1と同じままで貧弱だった。
・防弾設備が不備。
・エンジンに不調が続発するのに整備兵のレベルが低かった。
・高速では操舵が難しい。
などが挙げられる。

最大速度: 640 km/h (398 mph, 346 kt) 高度 7800 m
航続距離: 820 km (510 mi, 443海里)
実用上昇限度: 12,000 m (39,400 ft)
上昇率: 8000 m まで12分 (26,250 ft まで12分)
翼面荷重: 155 kg/m2 (39.3 lb/ft2)
馬力荷重(プロペラ): 0.30 kW/kg (0.40 hp/kg, 0.18 hp/lb)
武装

固定武装: 12.7 mm UBS 機関銃 × 1、7.62 mm ShKAS 機関銃 × 2
一部の機体は、上記に加えて 12.7 mm UBK 機関銃 × 2を翼下に備えるものもある。
固定武装のバリエーションには、12.7 mm UBS機関銃 × 2、または 20mm ShVAK 機関砲 × 2の個体も存在する。
爆弾: 100 kg 爆弾 × 2 あるいは 82 mm RS-82 ロケット弾 × 6

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