ヌムリテス(1)

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和名を「貨幣石」と言う。
新生代古第三紀に繁栄した有孔虫で、形状が貨幣に似た円盤状であることから、ラテン語で小さなコインを意味する「Nummulites」と言う名前がついた。

ヌムリテスは非常に大型の原生動物で、直径が10cmを超えるものもある。
世界各地で見つかっており、生存していた期間が比較的短いため、示準化石として用いられる。

地質時代上の分布としては新生代第三紀暁新世最後期〜始新世最前期に出現し、中期に大繁栄し、斬新生前期にほぼ絶滅した。

エジプト産の石灰岩に多く化石が含まれており、ギザのピラミッドの石材に見る事ができる。

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