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初版 2017/07/01 09:11

改訂 2017/07/02 17:28

〈専門用語の解説 2〉

当ミュージアムでは、HotWheelsの魅力をお伝えする為に、各アイテムの「見どころ」や「歴史、実車解説」を行なっています(現在も更新中)。その中で登場する「専門用語」や「略語」を複数回に分けて簡単に解説します。お役立て下さいませ。


1.〈チョップ〉ボディ加工のテクニック。正式には「チョップトップ」。ピラーをカットして屋根全体を下げるテクニック。実際はピラーだけでなく、ルーフもカットして幅等を合わせる必要もあり難易度は高め。フロントピラーの角度と、センターピラー(特に窓枠)の処理、クォーターピラーを中心としたルーフからトランクまでの流し方がポイント。シッカリとした計画とズレない精度が求められます。

2.〈2ドア化〉元車が4ドアのモノを2ドアに改造する。文字で書くのは簡単だが、実際はリアドアを無くすだけでなくセンターピラーを後ろにズラしてドアを延長し、全体のバランスを整えるのがポイント。開閉部分だけに難易度も上がる。チョップもそうだが、加工後のガラス処理がビルダーの悩み所。

3.〈セッショニング〉昔のトリック方法。ボディパネルを横方向にスライスして車全体を下げる(薄くする)テクニック。つまり大技。でも最近は新規で作った方が楽。年式の時代背景に合わせたい方がやってます。

4.〈レッディング〉昔の加工方法のひとつ。レッド・スレッドも由来はこれ。パネルを整形する際にパテを使わず、鉛を使って整形する。上記のチョップやセッショニングを行なった傷口に溶かした鉛を盛ってヤスリで仕上げる。パテ痩せも無い。米国のイベントでは塗装前のベアメタル状態であえて展示して熱烈アピールする車も多い。

5.〈スムージング〉ボディのフォルムを強調し、綺麗に見せるトリック。例えば、ドアノブや給油口の蓋など、ボディについた小物を取外し埋めてしまう。効果は絶大で、前から後まで流れるラインが強調されます。取外した部品や機能は目立たない位置にリロケート。さり気無くやるのが大人なんです。


他にも加工方法やトリックはありますが、まずは困らない程度で(笑)。ノーマルと見比べて観ると色々発見があります。また他にも諸説はありますのでWkiや専門書で深く知るのも楽しみ方のひとつです。


※画像はご参考まで。年式は違いますが、あえてカスタム前のモデルを載せておきます。しかも、HWではありません(爆)。比較して観て下さい。


'40FORD DELUXE/'50MERCURY MONTEREY HARDTOP COUPE

scale1/43 MINICHAMPS製

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    realminiature

    2017/07/01

    これは有り難いです!

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      TWIN−MILL

      2017/07/01

      嬉しいお言葉、励みになります。
      常にアイテムの説明文は伝わり易いように心掛けていますが、専門用語は出てきてしまいます。頻繁に出てくる言葉とネットでも簡単に出てこない言葉を選んで掲載しています。またカスタムの世界は歴史と組合せが多いので他にも諸説はあります。ご理解のほどを。次回はメカ編です(笑)。コメントありがとうございます!

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    塚原ユズル

    2017/07/02

    私もちょこちょこ集めてますが、あまり詳しくないので助かります〜!

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      TWIN−MILL

      2017/07/02

      嬉しいお言葉、励みになります。
      ご紹介している100%シリーズは文化とリアルさを追求したシリーズなのでカスタムの事を知れば、より一層の深みが伝わるかと見どころや説明文を記載しています。楽しんで頂ければ幸いです。コメントありがとうございます!

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