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1965 Spain ドラゴンの切手
修道士らしい人が、カップの上で舌を出すドラゴンを愛おしそうに見る図。 な、なんだ、これは?? 切手の記載とカタログの英語名から、人物は判明。 聖ルイス・バートランド(英語ウィキ) https://en.wikipedia.org/wiki/Louis_Bertrand_(saint) この記事には肖像の原画もあり、推定アーティストはフランシスコ・デ・スルバラン。きっとドラゴンのことが出てくる、と期待し読み続け、ルイスさんの出生やカトリックの布教士として南米に行ったこと、彼にはひとかけらのユーモアもなかった!などを知ったけれど、ペットについての説明はなく。 名前と dragon でさらにサーチすると、米国ケンタッキー州の Louisville に彼を聖人とする教会があって、HPに由来が出てきました。南米での布教時、彼は辣腕で多くの原住民族をキリスト教に入信させた。その実績を妬んだある僧が毒入りのワインで彼を殺そうとした(なんて親切な宗教者!)とき、「serpent」がワインからぬっと出てきて「毒入りだよー」と告げたので助かった、という逸話です。 serpent は蛇ですが、水から現れる幻想の生き物の総称でもあるようです。切手の小さい幻獣は、どう見てもヘビよりはドラゴンですよね。 生き延びたルイスさんはカリブ海諸島や西アフリカで布教を続けながらスペインに戻り(16世紀の後半)、本国の人たちに、アメリカ大陸での原住民の虐待をやめるよう訴えた、特筆すべき人道家になったそうです。 発行国:スペイン 発行時期:12 October 1965 切手タイトル:Explorers and Colonisers of America 図案:St Louis Beltrán #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #スペインの切手 #スペイン #サーペント #stamp #dragon #dragononstamp #postagestampspain #spain #serpent
切手 ヨーロッパ切手 1960年代tomonakaazu
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1963 Spain ガイコツのある切手
頭ガイコツと交差した骨の図柄は、どう見ても海賊ですが、これはスペインの州都の紋章が切手になったシリーズなのです。この「ア・コルーニャ」という地域の貴族の仕事は海賊だったのか?と思って場所を探すと、スペイン北西の海に突き出た半島の港町でした。巡礼の聖地サンティアゴ・デ・コンポステラの近くです。 http://tinyurl.com/ybprysd9 2枚目以降にはガイコツはありませんが、少し変わったものが紋章に載っているのを集めてみました。コウモリ、旗を持った騎士の片腕、最後の一枚は怪獣の足か?と思われる不思議なデザイン。数えると、指が各7本あるのです。。 発行国:スペイン 発行時期:18 March 1963 (一枚目) 切手タイトル:Arms of Provincial Capitals 図案:州都の紋章/Coruña, Albacete, Zamora & Melilla #切手 #ガイコツの切手 #スペインの切手 #スペイン #ガイコツ #紋章 #海賊 #stamp #skeletononstamp #postagestampspain #spain #skeleton #heraldry #coatofarms #pirate
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1966 Spain 弓矢のある切手
弓矢は5本、右下少し中央よりの赤いひもで束ねられたものです。 スペインの州都の紋章を取り上げたシリーズの中でも際立って要素の多いゴチャゴチャした一枚は、スペインの国の紋章でした。切手のサイズも若干大きく作られています。他はもう少しシンプルで紋章らしいので、同じ年に発行された州都の3枚も一緒に紹介します。 発行国:スペイン 発行時期:19 September 1966 切手タイトル:Arms of Provincial Capitals 図案: 10p / no.57 - Arms of Spain 5p / no.53 - Zamora 5p / no.54 - Zaragoza 5p / no.56 - Melilla 印刷方法:グラビア印刷 photogravure 制作者:design / E. Carlos Velamazán #切手 #弓矢の切手 #スペインの切手 #スペイン #紋章の切手 #紋章 #stamp #arrowonstamp #postagestampspain #spain #coarofarms #heraldry #coatofarmsonstamp
切手 ヨーロッパ切手 グラビア印刷tomonakaazu
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1965 Spain 弓矢のある切手
椅子の背後の壁に、矢の入った袋と一緒にかかっているクロスボウは、ヨーロッパで使われた石弓の一種で、このルームで紹介した1957年のベルギー切手にも登場します。 そして、この椅子。。 なんだこれは?と思うような、背の角度や脚の位置を微妙に変えられるようにできた中世の「安楽椅子」。持ち主だったカール五世は足が悪かったのかな?と思いつつウィキ記事を読んだら、この部屋のあったユステ修道院に隠棲した時にはすでに痛風が進んでいて、晩年は激痛に苦しんだ、とありました。そんな時に、本(たぶん聖書?)を少しでも心地よく読むための椅子だったのですね。 2枚目と3枚目は、そのユステ修道院の廻り廊下と中庭。コツコツと丁寧な凹版彫刻師の仕事です。 発行国:スペイン 発行時期:15 November 1965 切手タイトル:Yuste Monastery 図案: 2p / Charles V room 1p / Cloisters 5p / Courtyard 印刷方法:凹版印刷 intaglio #切手 #弓矢の切手 #スペインの切手 #スペイン #インテリアの切手 #椅子の切手 #椅子 #stamp #arrowonstamp #postagestampspain #spain #interior #chair #chaironstamp
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
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1965 Spain ガイシの切手
似たフォーマットの切手が、たくさん発行された1965年。アルファベット順に並べて「S」まで来ました。こうやって並べると数が実感されて、よほどユニークなデザインでない限り(ここが逃げ道、、)もう買うのはよそう、と自戒するのに役立ちます(笑。 これはITUの記念ガイドにほぼ忠実で、赤の濃淡と黒の2色ですっきり印刷されています。 発行国:スペイン 発行時期:17 May 1965 切手タイトル:UIT / Centenary of International Telecommunications Union 図案:電柱とガイシ、ITUロゴ、受信ディスク #切手 #ガイシの切手 #ガイシ #スペインの切手 #スペイン #電信の切手 #地球 #電撃 #stamp #insulatoronstamp #globe #postagestampspain #telecommunicationonstamp #spain
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1964 Spain ガイシのある切手
鉄塔とそのアーム部から下がるガイシ。少しごにょごにょしていますが、鉄塔とは別色で印刷されたソロバン玉のようなのがガイシです。右下の赤丸は、何かを計るゲージと思われます、、。 発行国:スペイン 発行時期:1964 切手タイトル:25 Years of Peace 図案:国の電化、ラジオの普及、農業、緑化、建築/文化、市街の発展、平和を象徴する手 切手タイトルにある「25年の平和」というのは、スペイン市民戦争が終わってから25年経ったことを祝っているのでした。ヨーロッパの中では、他とかなり違った20世紀を体験した国ですね。 #切手 #ガイシの切手 #ガイシ #スペインの切手 #スペイン #鉄塔の切手 #鉄塔 #insulatoronstamp #postagestampspain #pylononstamp #spain #pylon
切手 ヨーロッパ切手 1960年代tomonakaazu
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1986 Spain 灯台の切手
エメラルドの海岸線が続く美しい南東スペインの灯台。スペインは意外とたくさんの凹版切手を発行している国で、この切手も2色を巧みに使った精緻な仕上がりです。構図的には少し、灯台が右に寄りすぎてない?と思うのですが、きっと遠くにのびる砂浜が、この地域の一番の観光資源だからですね。 発行国:スペイン 発行時期:16 June 1986 切手タイトル:Tourism in Spain 図案:Calella Lighthouse 印刷方法:凹版印刷 intaglio 制作者 / engrave: Juan Carlos Heras Vicario 1856年に建てられ今も現役です。 https://en.wikipedia.org/wiki/Calella_Lighthouse #切手 #灯台の切手 #灯台 #スペインの切手 #スペイン #stamp #lighthouseonstamp #postagestampspain #lighthouse #spain
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu