オートジャンブルで見つけた紙模型

初版 2024/03/05 03:53

改訂 2024/03/07 18:14

紙ものコレクションのルームを始めました。まずは、ヴィンテージ車の模型です。

「Shell Berre」シリーズは1950〜60年にシェル社のガソリンスタンドで配られたノベルティーのカードで、切って組み立て、ちゃんと転がせる車が出来るキットたち。これを初めて目にしたのは、イギリス南部のBeaulieuという場所で年に2度ある、International Autojumbleで、今から10年前の2014年春でした。

オートジャンブルは、Motor Museumの隣の丘陵地でヴィンテージな車とその部品+バイクや自転車も売られる、巨大な蚤の市です。イギリスだけでなく、ヨーロッパ各地から専門店や骨董ディーラー、自分のガレージのガラクタを並べるヴィンテージ愛好家まで、たくさんの数のストールが出店します。

https://www.beaulieu.co.uk/events/spring-autojumble/

Beaulieu Spring Autojumble | National Motor Museum

Sister to Europe's biggest autojumble with 1000s of stands selling motoring parts, accessories, automobilia, literature and tools.

https://www.beaulieu.co.uk/events/spring-autojumble/

そんなストールの一つに、この模型たちが飾られていたのです。

ベルギーから来たディーラーのテントで、ミニカーやミシュランのマスコットなどが並ぶ中に、2つだけ。いくら?と聞くと「え?買いたいの?う〜ん、、ひとつ3ポンド。」即買い。あとで、同行の家人に「え?値切らなかったのー?」と言われました。蚤の市では、言い値では買わないらしい。そんなの知らないし、、。

帰って撮った写真がこれ↓です。

よく見ると、元はあった部品が外れてるよね、左の車、、というガタガタな状態なのたけど、それにしても可愛い〜😍

同じ年の秋ジャンブルで、同じストールでさらに3つ見つけ、少し値切って買い取り♡この↓3台です。

1年半後、2016年春のジャンブルで「おーい、そこのアナタ!待っていたよ。」と声をかけられ、古い箱が出てきた。「前に”もっとない?”って聞いたよね?ほら!」中には、壊れたままの車やタイヤなどの部品がごろごろ転がっていました。これは、値切り甲斐があるというもの。いくら払ったかはもう忘れたけど、箱ごとゲット。

パズルみたいに、本体とタイヤの組み合わせをいろいろ試して9台を再現したとき、余った部品の中に最初に買ったモデルの後部座席を発見。2年ぶりに合体したこれは、原本も見つけて組み立てたのを「Shell Berre 紙模型:0 概要」でメイン画像に使った「no.17 / Marcus 1873」です。

https://muuseo.com/tomonakaazu/items/459?theme_id=45891

Shell Berre 紙模型 0: 概要 | MUUSEO (ミューゼオ)

https://muuseo.com/tomonakaazu/items/459?theme_id=45891

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1960年にガソリンスタンドでこのカードをもらって作って遊んだ子供は、とっくに還暦を越えたおじさま(おばさまかも?)になっているのは間違いないですが(映画『アメリ』を思い出したり)、捨てられずに段ボール箱で眠っていた模型たちは、イギリスに渡って修理され、紙ものコレクションに加わることになりました。

ほぼ四半世紀になる切手コレクターです。切手ブログ『 wellcentred 』を2009年より綴っています。

紙の模型やジオラマを作ったり集めて修復する、はかない紙もの愛好家(Ephemerist)でもあります。

職業は家具やプロダクトなど立体系のデザイナーで、紙模型好きが高じて名作家具と室内のジオラマをキット化しました。
www.onetosixteen.com

https://wellcentred.wordpress.com

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    とーちゃん

    2024/03/05 - 編集済み

     このシリーズの 蒐集録が、
    まるで 映画の様に思えてきました。

     良いですねっ!

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      tomonakaazu

      2024/03/07

      とーちゃんさん。
      あはは、ちょっとドラマ化したかもしれません、、。
      オートジャンブルで、紙モノに目が止まる人があまりに少なくて、変わってたから覚えてくれて、箱が届いた、、のかと。

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    真適当工作

    2024/03/05 - 編集済み

    日本の昭和、1960年代も大好きです‼️
    ワクワク感満載ですね❗
    高価で精密なミニカーやプラモデルにはない特別な暖かさを感じます。

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      tomonakaazu

      2024/03/07

      真適当工作さん。
      わかります!わたしも1960年代の車が大好きです。
      紙だから、遊んだ跡がそのまま残るのが、また懐かしい感じですね。

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    レイレイ

    2024/03/05 - 編集済み

    モノとの素敵な出逢いご縁ですね。
    『アメリ』懐かしいです。
    本もビデオもあります😄
    つい先日まで近所の映画館で上映されていたんですよ。
    都合つけて観に行けば良かったかなぁと思っていたところでした📷️

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      tomonakaazu

      2024/03/07

      レイレイさん。
      『アメリ』わたしも最近観ました。なんだか、昔よりも泣けました、、。

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    fanta

    2024/03/06 - 編集済み

    スタンドのノベルティだなんて、コレクション感あふれてますねぇ😁
    コレクションルーム楽しみにしております♪

    にしてもヨーロッパの蚤の市ステキ。
    そう、値切って買うとは聞いたことあるんですが…なかなか最初の頃は慣れませんワね💦
    紙モノもちろん、アンティークなカップ☕️とか注目しちゃいそうです。

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      tomonakaazu

      2024/03/07

      fantaさん。
      ノベルティなのだけど、かなりの数が配られたみたいで、eBayにもまだ出てきたりします。が、届くとボロボロだったり、、。裏からまずお直しして〜(切手用のヒンジを使ったりして)みたいな。

      >>アンティークなカップ☕️とか
      オートジャンブルでは、旅行用のバスケットに入ったティーセットとか、出てますね♡素敵ですが、際限ないので、ぐっとガマンします!

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      fanta

      2024/03/07

      お、eBayで?
      ちょっと探してみようかな😁
      ノベルティ…幾つくらい出されたんでしょうねぇ。

      コレクションする人、いそうに思えるんですが…。

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