大胡駅電車庫見学

初版 2022/07/31 13:43

改訂 2022/08/01 07:52

2週間前に電車庫見学の予約をした大胡駅電車庫の見学に7月30日の昨日、行って来ました。

大胡駅迄は自宅から70kmあるのと途中に2ヶ所ほど寄り道をしたかったので今回はクルマで行き駅の駐車場に停めて駅舎に行き見学の旨を話すと受け付けは


(レトロな木造の駅舎)



大胡駅から150mくらい離れた電車庫でやっていますと言うので歩いて向かう途中の高台から車庫を撮ってみました。

京王井の頭線を走っていた3000系(上毛電気鉄道700形)


電車庫に着いて受け付けを済ませて見学料180円を払い

(日付けを間違えて刻印してしまったと言われました)

案内人の方から簡単な注意事項を聞き見学開始です。



大胡駅の電車庫は昭和3年に造られた建物だそうです。


車庫の中には京王井の頭線を走っていた3000系(上毛電気鉄道700形)とデハ100(昭和3年製)



デハの車内は本来、扇風機も無く照明も後ろと前の2ヶ所だけで吊革も本来の物とは違うそうです。

また、デハ100は現役で動くそうで貸し切る事も出来るそうで2時間30分で10万円

大人数でシェアすれば安いですよと言ってました。

(大胡駅を起点に中央前橋駅方面と西桐生駅方面への2方向から選ぶことが出来るそうです)


手動のポイント切り替えもやらせて貰えましたけど意外と軽く動くのにはビックリしました。

(切り替えをしているのは友達)

ポイントの切り替えレバーでこのレールが動きます。

このレールは1927年製造で他にもロシア製のレールもありました。




車庫の奥に進むと鍛冶場や溶接場、モーター室、工作機械等が当時物として現在も使われていて鍛冶場では未だにコークスを燃やして焼き入れ作業をしているそうです。

モーター室のモーターも1本のベルトから天井に在る滑車を使いベルトを幾つも使って動力を伝達して旋盤機やその他の工作機械を未だに動かしているのだとか





工作機械を見終わって、再び車庫にデハ100の後ろには東京横浜電鉄(現 東京急行電鉄)より譲渡されたデキ3021と


東武鉄道東武野田線七光台検修区で倉庫として使われていた有蓋車テ241

イベントで走らせているそうです。


デハ104(昭和3年)

上毛鉄道が1928年に開業した時に新車で導入して1997年まで使用していたそうです。




吊りかけ式のエンジンは外されてます。

この車両もイベントの時にデハ100同様デキ3021に連結して走るそうです。




保線員が20年くらい前まで使用していた軌道自転車に乗せて貰うことが出来ました。

小さなエンジン付きですが乗せてもらった時は足漕ぎ出した。


この線路の上を足漕ぎで乗りました。


続いて資料室です。

色々な物が展示されてましたがタブレットと



デハ101(茶色の車両)の木製のドアだけ撮りました。

今の時代木製ドアは危ないとの事で鉄製変えたらしいです。


展示物には他にヘッドマーク、ヘッドライト、パンタグラフ、ジオラマ等が


駅に戻って記念入場券を購入



180円の入場券で内容の濃い見学には満足しました。

機会があれば、もう一度行ってみたいと思います。


お終い‼︎





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tomica-locoです
ミューゼオの古参の館長さんの方の顔もだいぶ見なくなりました寂しい限りです。
自分も暫く展示を控えて時々モノ日記で近況や出来事などを紹介したりコメントをさせて頂きます。

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    T. S

    2022/07/31 - 編集済み

    これはいいですね! 個人的には若かりし頃に乗っていた3000系井の頭線にもグッときますが、天井からのベルト駆動の工作機械の配置がモエポイントです(笑)

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      tomica-loco

      2022/07/31

      T.Sさんコメントありがとうございます。
      案内してくれた方の説明も上手かったですが1世紀近く経つ工作機械が現役で動くって言うのには驚きでした。
      180円で見て、触れて、普段乗れない車両にも乗れて満足しました。

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